高速道路を走行中の車に対し、生たまごを無差別に投げつけたという事件のニュースを見ました。
若い兄弟の犯行らしく、詳しくはわかりませんがどうやら日頃のうっぷんを晴らすためにやったようです。
本人たちはいたずらの延長のつもり程度の軽い気持ちだったかもしれませんが、もしこれが重大な事故に繋がったらと思うと車を運転するものとしては非常に恐ろしいことです。
このニュースを母親と一緒に見ていたのですが、母親の第一声は「なんてもったいないことするんだろうね!」でした。
わたしはそれを聞いて正直「え?そこ?」と思ったのですが、確かに350個ものたまごを悪質ないたずらのために使ったわけですから、それはまさに食べ物を粗末にしている行為そのもの、その反応はもっともな話です。
実は母は車の運転をしません。
わたしはそのニュースで真っ先に運転者の立場で物事を考えたので、「なんて危ないことするの!」と考えたのですが、車の運転をしない母はわたしとは違った立場でその事件を捉えていたんだと思います。
些細なことですが、ひとつの物事に対してこうも見解が変わるものか~となんだかしみじみ感じました。
この世でひとりとして同じ人間はいないわけなので、同じものを見ていても聞いていても捉え方は人ぞれぞれ、そんなことは頭ではわかっているようなつもりでも実際には本当に理解するのはなかなか難しい気がします。
人は人、自分は自分、違うということをよくわきまえて自分をあまり人に押し付けることがないようにしたいものです。
生たまご投下事件で、そんなことを考えさせられたのでした・・・