こんにちは。営業設計の竹村です。
先日、地域主義工務店の会の定例会にて、京都・滋賀まで研修に行ってまいりました。
京都の工務店、彩工房さんが作られた建物、伊藤さんもブログで書かれておりましたが、
陶芸家であった故・河井寛次郎の元のお住まい(河井寛次郎記念館)を見学してきました。
今回の研修中、特に「庭」に着目してみましたので、ご紹介させていただきます。
こちらは彩工房さんの建物。琵琶湖湖畔のなだらかな傾斜地に立つ建物です。
塀を境界線ぎりぎりに建てるのでなく、あえてセットバックさせることで、
道路に面し植栽を植えるスペースが生まれ、まちに潤いを与えています。
緩やかにカーブする道路に対し、塀を雁行させることで生まれた
植栽スペースの大小が、奥行き感を演出しています。
白い塀をバックに植えられたグランドカバーのアイビーがまた可愛らしい!
建物と庭です。工務店がつくる木の家と植栽は、とても相性が良いように思います。
土留めにしている自然石は、この地方で採れる地場産の石とのこと。
こちらは地場産の石を使ったアプローチ。とても勉強になります。
こういう自然な感じのアプローチは良いですね。
石の隙間はダイコンドラ(ディゴンドラ)?でカバーされています。
続いて『チルチンびと98号』の表紙を飾った「干川邸」を見学させていただきました。
こちらも、コンクリートやアルミなどの工業製品を使わず作られた庭が印象的でした。
なかなかの高低差を、土留めを設けず芝生を張った法面(のりめん)で処理しています。
こちらの造園を手掛けられた造園屋さんによると、土に藁を混ぜているとのこと。
時間を経るにつれ、だんだん落ち着いてきたようです。
シンボルツリーとして植えられた桂が良かったです。
葉っぱはこぢんまりとして、とても可愛らしい。株立ちの樹形も良いですね。
背の高い高木なので、2階からも緑を楽しみたい方にはおすすめです。
長くなりそうですので、、、
最後は駆け足になりますが、他は写真でご紹介させていただきます。
①河井寛次郎記念館の中庭。
②古民家をリノベーションしたお住まい
建主さまご自身で手を加えられているお庭。
普段の楽しそうな暮らしが想像できる、とても素晴らしいお庭でした。
③番外編~京都駅ビル/原広司
ちょっと微妙・・・
④番外編~二条城
⑤番外編~京都御所の休憩場所
杉板型枠を使ったRC塀が良かったです。伸縮目地が目立つのは微妙ですが・・・
庭は木の家との相性が抜群で、植栽をすると佇まいも格段に良くなりますね。
年月を経るにつれ、だんだん熟成されていく庭も、見事なものです。
人間も家も、庭も、同じように歳をとっていく。
そんなストーリーのある家づくりが、自然素材の木の家の良さなんだと改めて感じました。
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