スタッフブログ

「向陽の家」の進捗です!

こんにちは。営業設計の竹村です。

 

3月に着工予定の「向陽の家」。

外皮計算が先週末に完了、来月初旬には長期優良住宅の認定申請を行う予定です。

外皮計算により断熱性能の指標であるUa値を算出したところ、

長期優良住宅の基準を大幅に超える数値となりました。

サッシはYKK APの「APW430」という樹脂サッシをご採用いただきました。

トリプルガラス仕様のため、断熱性と遮音性が極めて高いのがAPW430の特徴です。

少ないエネルギーで家中あたたかい、エコで住む人の健康にも良いお住まいを目指します。

 

「向陽の家」は、2階にキッチンやリビングを配した構成になります。

2階リビングのメリットは、眺望や通風、採光に有利という点ですが、

一番の醍醐味は「天井のデザインが自由になる」ということだと思っています。

今回の場合は、切妻屋根の形状に合わせて杉板張りの勾配天井にします。

こちらは「寺尾の家」ですが、このようなイメージです。

「現しの梁や木組みが本当に好きなんです!」という建主さまの夢を形にしたい!

化粧垂木を細かいピッチで見せていくか、あるいは登り梁を3尺ピッチで見せていくか。

意匠とコスト、施工性を検討しながら、詰めている段階です。

 

難しいのが照明計画です。

勾配の化粧垂木(または登り梁)に沿って、

光が天井の一番高いところまで伸びていくイメージで、

空間の端から端まで、化粧垂木の下手に間接照明を通す方法を検討しています。

できれば間接照明にプラスしてペンダントライトが1灯~2灯程度で計画したい。

でも実際どのくらいの明るさが確保できるか心配・・・

 

そこで、照明器具メーカーのオーデリックさんに相談したところ、

特殊なケースということで特別なソフトでシミュレーションしてもらいました。

暗い!笑

これは間接照明だけのシミュレーションなため、実際にはペンダントライトや、

壁の反射を考慮するともう少し明るくなると思いますが、床面で20lx(ルクス)程度。

寝室だとベストな数値ですが、リビングとしては100~150lxは欲しいところ。

うーん、どうしたものかと悩み中です。

それならば天井面を照らすスポットライトかブラケットライトと、

ペンダントライトを組み合わせて計画するか・・・

こちらも明るさとコスト、全体の意匠性のバランスを考えながら検討していきます。

悩みどころではありますが、ワクワクしてとても楽しい悩みです。

 

 

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