こんにちは。営業設計の竹村です。
さて、前回に引き続き根津美術館レポをささっと・・・
根津美術館、とにかく日本庭園がすごい!
東京の一等地に、こんな場所があるのか!とびっくり。
もはや日本庭園でなく、山中を散策しているかのようです。
園内にはいくつもの茶室が点在しています。
あいにく中に入ることはできませんでしたが、見ているだけでワクワクします。
特に園路がとても面白く、しばらく観察していました。
アプローチは、建築的には先が見えない方が期待感が生まれ、良いアプローチとなります。
また直線でなく、折れ曲がったりゆるやかにカーブしてる方が良いアプローチです。
そうすることで、歩く人の視線の向きが変わり、次々と違う場面が展開されるからです。
これを建築の世界では「シークエンス」と呼びます。
最短で建物に入れるけれど、あえて遠回りさせる・・・というのは良くある手法です。
仕上げを見ていても、勉強になるものがたくさんありました。
例えばこれは、アプローチの角度が変わる部分に引き石を埋め込んだもの。
造園家の遊び心を感じます。
アプローチの直線と直線が交差する部分の処理はなかなか悩ましいですが、
こんな手があったか!と感心させられました。
先ほどの引き石の相棒なのでしょうか、ここにも発見!
こちらの石畳みは、のみ切り仕上げのテクスチャーがとても美しく感じられ、
しばらく見入ってしまいました。
この飛石は、あるところは隙間を石で埋め、あるところは苔を植えています。
更に奥には方形の石を敷いています。
建築的には様々な要素が詰まるとパッチワーク的になりがちですが、
石という素材と飛石の連続性が、美しくさせているのだと感じました。
この石橋も面白いですね。(この石を運んできた方法が知りたい・・・)
アプローチの角度が変わるところは、小判の乱形で納めています。
竹柵から向こうはまた、石畳のパターンを変えています。
これらは住宅の外構計画でも十分応用が利く意匠です。
「村上の家」で造園をお願いした造園家の小林さんも、石使いは得意とするところ。
これから新築をお考えの皆さま、庭造りをお考えの皆さま、
ぜひ美しいアプローチを実現してみませんか?
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