こんにちは。営業設計の竹村です。
昨日は新潟大学附属図書館ライブラリーホールにて
建築家 泉幸甫 先生の講演会を開催させていただきました。
お忙しいところ、80名近いたくさんの方にご来場いただきました。
お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。
泉先生の講演は、冒頭から鳥肌がたつほどの内容でした。
これまで日本各地や世界各地の旅先で見つけた、
美しい風景や建築の紹介から始まります。
それらの何を美しいと感じたのか、あるいは美しさの正体は一体何なのか。
著書である『建築家の心象風景』でも、泉先生がこれまで幾度となく
世界各地に旅をされていることが書かれています。
私はこれまで泉建築のどこかに、少しの「エキゾチックさ」を感じていました。
(「エキゾチック」と、そう一言で形容するのは
あまりにもチープで失礼なのかもしれませんが、
今の私のボキャブラリーではこれしか思いつかず・・・)
具体的にこの部分が、とか、この仕上げが、とかではなく、
なんとなくどこかに異国情緒を感じていました。
(正しくは、無意識に感じていたのを今回の講演会で認識しました)
きっとそれは泉先生がこれまでの人生の中で、
美しいと感じた要素を再編集し、あるいは美しさの本質を掴み、
無意識のうちに建築に体現されているからだと思ったからです。
・工業化によってつくられた貧相な日本の風景のこと
・自然素材の左官、木、鉄、石、建具のこと
・工業化が進む中で、いかに手作りの痕跡を残せるか
・左官や板金などの職人による技術を後世に残していくのが自分の役割
まさに演題にある「工業化と手作りの狭間で」の通り、
工業化という大きな波の中での、
泉先生のこれまでの試行錯誤と実践について、お話いただきました。感無量。
予定時間を30分オーバーしての白熱したお話でしたが、本当にあっという間でした。
そして一夜明けた本日、
13年前に設計いただいた弊社のモデルハウスにて、
泉先生のお弟子さんで、現在弊社設計顧問の伊藤さんを交え、
対談取材をさせていただきました。
特に今回聞きたかった内容は、泉先生が設計されている「集合住宅」について。
泉先生が各方面でも執筆されている、
「多様性を持った人が集まって住む、村のような集合住宅」についてのお話です。
「いろんな人が集まって住む方が、面白い。」
「いろんな人が集まって住む方が、住む人もそして大家さんもみんなハッピーだ。」
楽しそうにお話されている泉先生が印象的でした。
このお話はまた今後、ホームページでまとめていきたいと思っています。
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