佐藤です。
暖かい日が続いてまして、日によっては夏日になる日もありましたね。
今年の夏も酷暑になるのでしょうか。。。💦
2週間予報を見るとGWは晴が続くようで、お出かけ日和になりそうですね。
ゆっくりできるかわかりませんが、英気を養ってGW後の仕事も頑張りたいところです。
さて今回は、「アンカーチェック」について書いてみたいと思います。
「アンカーチェック」とは、基礎工事におけるアンカーボルトの設置状況や精度を確認する作業を指します。これは非常に重要な工程で、構造物全体の強度や安全性に直結します。
チェックするのはアンカーは2種類あって、
小さいボルトがアンカーボルトで、金具を締め付けることで、土台と基礎を固定するために使われます。中央の大きなボルトがホールダウン用のボルトで、地震や風などの引き抜き力に対抗するための補強金物です。柱が引き抜かれるのを防ぐ重要な構造部材です。
アンカーチェックでは以下のようなポイントを意識し確認していきます。
✅ アンカーチェックの主なポイント(基礎工事)
🔧 1. 製品の確認
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ボルトの径・長さが設計通りであるか確認
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使用するアンカーボルトの規格・材質が指定通りであるか確認
📐 2. 位置の確認
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アンカーボルトの芯ズレがないか(設計図との照合)
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出寸法(ネジ部分の突出長さ)が設計通りか
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埋込深さが十分に確保されているか
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本数・配置間隔が図面と一致しているか
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型枠や鉄筋と干渉していないか
📏 3. 垂直・傾きの確認
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アンカーボルトが垂直に立っているか(角度計・レベル・目視などで確認)
🧱 4. 固定の確認
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コンクリート打設前にしっかりと固定されているか(施工中にずれないように)
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固定用の治具やテンプレートを使用しているか
アンカーボルトは基礎の上に一定間隔で取り付けられるため、ホールダウンに比べると
かなりの量が基礎に埋め込まれています。
全ヵ所確認し、位置ずれなどを直してもらい、「アンカーチェック」が完了します。
アンカーチェックが完了すると、立上り部分のコンクリート打設に進めます。
安全に安心して工事が進むためにも、しっかりチェックしていきたいと思います。