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雪への対策

佐藤です。

みなさま、雪の状況はいかがでしょうか。
新潟市内は雪解けも進んできて、だいぶ落ちついてきたのかなと思います。
ただ、来週からまた寒波が来るという予報もでていますので、最新の天気予報をチェックしながら、安全にお過ごしください。雪かきや移動の際はくれぐれもお気をつけて!!

 

今回は雪への対策ということで、屋根部分の雪対策と注意点をまとめてみたいと思います。
最近の新築住宅では、屋根の雪対策として「雪止め」の設置が一般的になっています。特に新潟などの雪国では、安全性と建物の耐久性を考慮して、さまざまな雪止めの工夫がされています。

❄ 雪止めの役割

屋根の雪が一気に落ちるのを防ぐ(屋根雪崩の防止)
雨樋や屋根の損傷を防ぐ(落雪による負荷を軽減)
通行人や車への被害を防ぐ(安全対策)


🔹 最近の新築で採用される雪止めの種類

雪止め金具(定番のタイプ)
屋根の勾配に沿って等間隔で取り付ける金具。スレートや金属屋根でも採用される。

雪止め瓦(瓦屋根向け)
通常の瓦と一体化した形状で、見た目がスッキリするデザイン。

アングル型雪止め(強力タイプ)
金属屋根に設置されることが多く、雪の滑りを大幅に抑える。

ネット式雪止め(大型対応)
広範囲の屋根に設置することで、大量の雪を受け止める。

ヒーター付き雪止め(最近増えている)
電熱線で雪を溶かし、雪庇の形成や雪の滑落を防ぐ。特に積雪の多い地域で導入が進む。


🏠 最近の新築屋根の特徴と雪対策

急勾配屋根を減らす:落雪しにくい緩やかな屋根設計が増えている。
フラット屋根・無落雪屋根:雪を自然に蒸発させる構造で、雪止めが不要な設計も。
耐雪住宅:雪の重みに耐えられるよう、屋根や構造の強度を確保。

最近の新築では、地域の気候や積雪量に合わせた雪対策が考えられているので、設計段階で確認しておきましょう。

ただ、アングル等の対策を行っていても積雪量の増加や今回のような大雪になるとアングルがついていない部分やアングルより上に載ってしまった部分での「雪庇」や「屋根雪崩」への注意が必要かと思います。

雪庇(せっぴ)や屋根からの雪崩の原因

雪庇(せっぴ)とは?
雪庇は、風によって屋根や尾根の片側に雪が押し寄せ、せり出すように積もる現象です。特に風の強い地域では、大きく張り出した雪庇が形成されやすくなります。

🔹 雪庇が崩れる原因

  • 気温の上昇:暖かくなると雪が緩み、バランスを崩して落下。
  • 積雪の増加:雪が降り続くと重みで耐えきれず崩れる。
  • 風や振動:強風や人の振動(屋根雪下ろし・車の通行など)で崩れやすくなる。

屋根からの雪崩とは?
屋根に積もった雪が一気に滑り落ちる現象で、特に急な屋根やトタン屋根などでは起こりやすいです。

🔹 屋根雪崩が発生する原因

  • 気温の上昇:太陽の熱や暖房の影響で雪が溶けて滑りやすくなる。
  • 雨が降る:雪の表面が水を含んで重くなり、摩擦が減少。
  • 雪の積もり方:屋根の勾配や表面の状態によって、雪が滑りやすくなる。

🚨 雪庇・屋根雪崩の注意点 🚨

✔ 屋根の下を通る際は上をよく確認する
✔ 屋根の下には長時間いない(特に気温が上がる日)
✔ 雪庇や屋根の雪は定期的に除去(無理せず専門業者に相談)
✔ 除雪作業中は周囲の安全確認を徹底する

雪庇(せっぴ)や屋根からの雪崩には十分注意が必要です。特に大雪の後や気温が上がる日には、思わぬタイミングで雪が落ちてくることがあります。大きな事故につながることもあるので、みなさんも十分に気をつけてください!

 

佐藤 大DAI SATO
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