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天井へのこだわり

こんにちは。営業設計の竹村です。

本題の前にお知らせですが、3月8日~12日の5日間、新潟市西蒲区にて、完成見学会を開催させていただきます。見学会開催をご了承いただきました建主さまには、この場をお借りして御礼申し上げます。
西蒲区の家は、設計の田中君が担当させていただいた平屋のお住まい。
建主さまとのたくさんのキャッチボールを経て、こだわりがたくさん詰まった素敵なお住まいになったかと思います。
西蒲区の家の完成見学会

性能的には太陽光パネル6.8kWを搭載し、断熱性能はG2グレード(断熱等級6)。
許容応力度計算による耐震等級3(太陽光パネル・積雪考慮)を取得し、床下エアコン、小屋裏エアコンを採用したお住まいです。
構造材には新潟県産材を使い、新潟県の林業を応援。標準仕様である漆喰や無垢材などの自然素材をふんだんに使った室内は、温かみを感じることができます。

ノモトホームズの家づくりを体感していただけるお住まいになっていますので、これから家づくりをお考えの方はぜひ、お越しいただけますと幸いです。今回は平日お休みの方でもご覧いただけるように、平日も開催しています。

本題に入りますが、今回は「天井デザイン」についてご紹介したいと思います。
昨年、超有名な業界紙『月刊アーキテクトビルダー』で「おしゃれ天井 超鉄板ディテール」と題して、弊社の設計施工事例を掲載していただいたのですが、そうなんです、天井にはとってもこだわっているんです!

①天井高さは適材適所で変える

天井高さは空間の広さや使い方で、当たり前のように変えていきます。
例えばトイレや寝室、子ども部屋は2.2mの天井高さにします。脱衣室もそうです。
リビングみたいに広い部屋だともう少し上げますが、狭い部屋だとこれくらいに天井高さを抑えた方が、人間の目には広く見えることがありますし、天井が低いと落ち着きます。
玄関→ホール→リビングに進むにつれて徐々に天井を上げることもあります。
メインの空間に向かうにつれ、知らず知らずのうちに高揚感を演出します。

②勾配天井

西蒲区の家の天井は、屋根勾配に合わせた勾配天井。
天井に高低差を設けて空間に抑揚をつけることで、天井が下がるところは落ち着き感を、高いところは開放感を感じることができます。

西蒲区の家の完成見学会

③勾配天井+化粧垂木


こちらは昨年末に竣工した「五十嵐2の町の家」ですが、勾配天井に加えて化粧垂木で「和の美」を表現しました。化粧垂木をいかに美しく、ビス孔を見せないように固定するか。
大工さんと施工方法を打ち合わせしながら、確かな施工力で実現したものです。

④化粧梁+杉羽目板

こちらは私の自宅ですが、一間ピッチの化粧梁に直行するように杉の羽目板を張りました。
梁のピッチは自由に変えられますが、一間ピッチがこの空間には合うと考え、そうしています。
昨今の家づくりでは構造材を壁や天井の中に隠す「大壁工法」が主流ですが、このように構造材を見せることは「安心感」や「守られている感」につながるので、住まい手にとって大事なことだと考えていますし、そういう設計がしたいと思っています。

⑤踏み天井

こちらは「踏み天井」といって、2階の床の裏側をそのまま1階の天井仕上げにする方法。
天井が高くなるのと、1階の天井下地や仕上げをしなくて済むのでコストダウンにつながるというメリットもあります。

⑥船底天井

こちらは『月刊アーキテクトビルダー』でも掲載いただいた船底天井。文字通り、船底の形をしています。
化粧垂木の大きさや一番低い部分の高さをスタディしながら設計していきました。
間接照明が似合うので、食器棚の上に器具を仕込んでいます。

⑦天井を設計するには断熱・気密・構造・コストを知っておく

天井は断熱・気密・構造に大きくかかわるため、自由にデザインするためには断熱・気密・構造に関する知識が必要になります。例えば勾配天井にする場合は、基本的には登り梁という架構を組んでいきます。
断熱も施工精度を考えながら、グラスウール充填でいけるか、あるいはセルローズファイバーの方が良いか考えます。同じく気密ラインをどこで取るかも重要です。
だからこそ天井はコストの変動が大きくなる部分で、私たちは設計から見積まで行いますので、予算を考えながら天井を設計していくことが可能です。
それが私たちノモトホームズの強みだと思っています。

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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暮らしやすいオープンな間取り、天井の高低差と吹き抜けを生かした断面的な空間設計、外部とつながる大開口サッシを取り入れ意匠と居心地を最大化しながら、耐震性能と断熱性能をしっかり確保しています。
これまでのノモトホームズのコンセプトを踏襲しながら、これからの時代の住まいのあり方を考えたモデルハウスです。

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