稲田の緑も落ち着きを見せて
まだその色は伺えるものの 穂先には
実りを感じさせるように うな垂れ始めています
以前紹介をさせて頂いた この秋
竣工を迎える建物
ご実家の倉庫で充分に乾燥させて 眠っていた
樹齢恐らくは 100年近い杉の板材
この度 施主様の希望もあって
うって付けの場所として キッチン前カウンターに
設える事に
長さ 奥行 厚さとも計画の上では なかなの大きさの為
どこまで 利用できるか実は 一抹の不安もあったのですが
仕上げてみると 僅かな白太は有るものの
何とも言えない 杉独特の赤みとそれよりも濃い年輪の線
とのグラデーションが何とも美しく表情豊で
生活を始め時間の経過と共にその色は深いものと為り
きっと今以上豊かな表情を見せてくれる事でしょう。