佐藤です。
すっかり秋らしくなり、ところどころ紅葉も見ごろになってきましたね。
毎年紅葉してきたなぁと思い始めて、どこに見に行こうかなと考えているうちに見ごろが終わってしまっているので今年こそは紅葉を見に行こうと思います!!
皆さんのおすすめ紅葉スポットはどこでしょうか?
さて、先週上棟しました「西蒲区の家」。
少しづつですが着々と工事が進んでいます。
今回はメインイベントである上棟の前に行う土台敷きについてのお話です。
住宅の現場では、上棟の前に「土台敷き」を行います。
「土台敷き」とは、基礎コンクリートの立上りに土台を設置し、土台と土台の間に大引や根太を組み、1階床の骨組みを作る工程です。
今回は土台敷きのポイントを簡単に3つに分けてお話しします。
①墨出し
土台敷きは、墨出しから始まります。基礎天端に土台の位置を出し、基礎が図面通りの寸法になっているかという確認も込めて、全体の寸法を確認するための作業です。基礎立上の打設後に遣り方を撤去しますが、その際に直角にだされたポイントを利用して各通りの墨を出していきます。この後の工程に関わる重要な作業になるので、図面通りに正確に行う必要があります。
②基礎パッキン
次に、その印に沿って、基礎パッキンと呼ばれるものを配置していきます。基礎パッキンとは、基礎と土台の間に敷く部材のことです。お家の仕様によって使用する部材は様々ですが、今回は家の外周に「天端リスト」という外気を床下へ通さなくする気密のためのパッキンを使用し、内部には側面に隙間があるタイプのパッキンを使用しています。
③土台敷き
ここまで準備ができてようやく土台を敷き込みます。プレカットされた材料を、基礎の上に敷き込んでいきます。あらかじめアンカーボトルの穴に合わせて土台に穴を開け、基礎と土台を引き付けて固定していきます。土台が敷き終わると大引をいれ、鋼製束を立てます。(今回は雨だったので鋼製束の固定はしていません)最後に上棟のための足場として仮敷き用の床合板を敷けば、土台敷きが完了です。
お家の完成までにいろいろな業者さん・職人さんが様々な工事をしていきますが、完成した時には目に見えなくなってしまう部分がほとんどです。
土台敷きもそのうちの1つです。
目に見えなくなってしまう部分でも業者さん・職人さんと協力し、お家の完成まで気を抜かず進めていきたいと思います。