佐渡の現場からの帰り道、すこし時間があったのでお寺を見てきました。妙宣寺は、日蓮聖人を信仰する佐渡の人々にとって重要な鎌倉時代からの寺院です。五重塔は、注目すべき建築物で、1825年に建立されました。佐渡出身の棟梁が建てたものです。建築様式は三間五重塔婆です。高さ約24メートルで、新潟県内で唯一現存する五重塔としても貴重です。構造に使われている素材は、杉、松、欅がそれぞれ異なる部分に使用されています。
清水寺(せいすいじ)は、平安時代に桓武天皇ゆかりのお寺として開基され、その歴史的背景に加えて、京都の清水寺を模して建てられた「救世殿」があります。京都にある清水寺は、多くの人が訪れますが、佐渡の人々が京都を参拝するのが難しかったため、このような形で京都の名所を模倣して地元に建立されました。佐渡の人々が祈りを捧げる場所を作ったというのは、感慨深いものがあります。
山門の手前には竹林もあり、気持ちのよい風が吹いていました。しっとりした木々の匂いが染み渡ってきます!