近年、注目されているようです
省エネ基準の適合を求められると
高気密高断熱の方向に向かいます
日本古来の開放的なすまい
伝統的な工法や職人を守る
景観や文化の継承から
「気候風土適応住宅」という枠組みがあります
気候風土なので
地域独自のかたちになるのですが
石場建ても伝統的工法の一例です
こういった家づくりを
専門にやっている工務店もあるのですが
依頼が途切れることが無いようです
読んで字のごとく
礎石の上に柱を立てる
床下は覗くと反対側がみえます
通風やメンテのしやすさは
耐久性にとって重要です
固定されていないので
揺れやずれで地震力を逃がす
建物が歪んだら修正する
ずれたら戻す・・・シンプルです
もちろん地震力に対抗する建築的工夫が
施されている伝統工法ですが
自然の力に対して必要以上に逆らわない
その代わり、地盤や周辺環境は大事だから
建てる場所の選定には
現代よりシビアだったのでしょう
液状化や繰り返し地震による損傷が
問題になってくると
一周まわって
伝統的な家づくりの知恵や工夫が見直されることも
理解できます
ひとつの在り方として
大切にしてゆきたい工法です