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現場レポート ー江南の家 家具・造作工事編ー

こんにちは。営業設計の竹村です。

江南の家の大工工事も大詰め。家具、造作工事が始まっています。

こちらはシナランバーを使った本棚。
シナランバーとは、ブロック状のファルカタ材を接ぎ合わせたものを芯材として、その両面にシナ合板を貼った板状のものになります。
厚みは21mm、24mm、30mmをよく使い、使用場所に合わせて使い分けていきます。
シナは木目が薄く、サラッとしているので、どんな木材とも合う万能選手。
建築家の伊礼智さんも、よくシナを家具に使われていますよね。

写真の本棚は、ガチャ柱という金具を側板や間仕切り板に埋め込んで、棚の高さを自由に変えられる「可動棚」にしています。
棚の上部がオープンなのは、裏側が洗面コーナーになっているから。
本棚が空間を区切る壁を兼ねています。
天井が繋がることで視線が奥へ伸びていき、広さ感も生まれますし、暖かい空気も移動していきます。

元々、本棚は杉ハギ板のNFボードという素材で作っていたのですが、NFボードの販売が終了したため、最近ではシナランバーで作ることが多くなっています。
NFボードと同じものは他県でも作られていますが、金額が倍以上するため避けるようになりました。
シナランバーの他には、床と合わせてオークランバーで作ることもあります。
オークランバーは金額も高いですが、見た目も良く、高級感があります。

シナよりも木目を楽しみたい方はラワンランバーも良いでしょう。
リオスオイルを塗るとなお、きれいな仕上がりになります。

 

こちらは小屋裏エアコンの真下に設ける、天井点検口。
写真左側にはエアコンに室内の空気を送るようの風洞を設けるための天井ガラリ。
写真右側には建具工事で最後に点検口が取りつきます。

こちらは窓下に設けた檜製の手すり。
窓の高さを低くしたい時や、布団干しを兼ねたい時に設けたりします。
横方向にスーッと伸びるので、建物外観のデザインの一部としても使うこともあります。

来週末はいよいよ木完検査になります。
大工さんもラストスパートです!

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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