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玄関ポーチの照明計画

こんにちは。営業設計の竹村です。

 

照明計画を行う上で、玄関ポーチの照明器具選びには毎回気を使います。

正解はたくさんあるのですが、このお住まいにはどんな照明(照明器具)が合うのかと、ついつい考え込んでしまいます。

照明計画は、玄関ポーチの壁や天井仕上げによっても変わってきます。

しかも各照明器具メーカーが何十種類もの玄関ポーチ用の照明器具を出しているものですから、その中からご予算に応じて選んでいくのは大変です。

なので、いつも使う器具は標準品としてリスト化し、基本的にはそれをベースに考えます。

取付高さについても標準化しています。

玄関ポーチの照明計画を行う上での設計方針として、①照明器具はなるべくシンプルにする、②眩しくしない、③玄関ドアとの位置関係に配慮する、ということを決めています。

方針(デザインのベクトル)さえしっかりしておけば、そうブレません。

こちらは鳥屋野南モデルハウスの玄関。

上下配光の照明器具を用いて、玄関ドアに対して90度の壁に取り付けています。

横並びでは無いので、玄関ドア正面をみた時の眩しさが無く、間接照明になっています。

こちらは玄関ドア脇になるべく小さなブラケットライトを選んで付けました。

人感センサー付きなので、スイッチのオンオフ無しで暗くなると勝手に点灯します。

こちらの玄関ポーチは階段があるので、階段への配光も考慮して、位置を決めています。

ポイントは、あくまで玄関の主役は玄関ドアで、照明器具では無いということ。

ですので、ヒエラルキーとして玄関ドアを上位に考えたいので、照明器具は玄関ドアよりも低い位置に取り付けます。

こちらはビルトインガレージも兼ねた玄関ポーチですが、照明器具はダウンライトとして、玄関ドアの中心に揃えて設置しています。

玄関ドア上枠に天井をピッタリ合わせ、下り壁を無くし、黒い焼杉外壁とナラの玄関ドアで構成した「面のデザイン」の玄関ポーチですが、夜になると玄関ドアのシルエットだけが浮かび上がるようなイメージで、ダウンライトにしました。

この様に、照明計画は毎度毎度、どうしようかと考えまくるわけですが、つまるところそれがすごく楽しいのです。

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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