こんにちは。営業設計の竹村です。
村上市で雑貨店「おりにふれ」様の店舗工事を行っています。
大工工事も終わり、残すは屋外の照明器具取付と、室内の養生材撤去となりました。
場所はこちらです↓
雑貨店の店主は、「村上の家」にお住まいの杉田淳子さん。
「村上の家」は、「新潟県 木づかいコンペ」でも最優秀賞をいただく等、地域性に富み、四季折々の丁寧な暮らしを楽しむことができるお住まい。
前述のリンク先にある季刊誌『チルチンびと』や、新潟の住宅情報誌『ハウジングKomachi』にもその暮らしぶりを掲載させていただき、とっても素敵に暮らしていただいているお住まいです。
店主の杉田淳子さんは、長年の夢だった雑貨店を開きたいとのことで、大変ありがたいことに今年の冬にご相談いただきました。
お引き渡しをさせていただいた後も、工事のご相談をいただけることは大変嬉しく、全力で応援させていただきたい一心で、大工さんや電気屋さん、左官屋さんにも協力していただきながら取り組ませていただきました。
ただ、大工さんや電気屋さんも忙しい時期で、スケジュールの調整等でなかなか時間もかかってしまったのですが、、、ノモトホームズの持ち味である「木をふんだんにつかったお店」ができたように思います。
お店の外観を構成するのは既存のコンクリート壁に貼った杉の羽目板と、杉田さんご夫婦でDIY施工されたタイル(これがすごくきれいに貼られているんです!)、そして屋外ですが、入口の床に使った杉板。
もともとはこのような外観だったのですが、木を使う事でぐっと存在感が増しました。
観葉植物もたくさん置かれるそうなので、これからの店構えが楽しみでなりません。
お店の内部は、これまた杉田さんご夫婦でDIY施工された漆喰壁と天井をベースに、床仕上げは「村上の家」建築の際に入っていただいた榎本大工チームによる施工、2期工事で什器やレジカウンター、試着室をこしらえてくれたのは、村上出身の大工、小田さん。
今回什器の数も非常に多かったため、小田さんは作業場で、夜遅くまで作業していただきました。。。大変感謝です。。。
什器や試着室のデザインは、竹村が行いましたので、ぜひご覧いただきたいのですが、設計のポイントは910×1820のJパネルという杉の三層板1枚を、無駄なく使いきれるように、木取りから什器寸法を決めたことです。
試着室も、1梱包あたりの羽目板の枚数や長さから逆算し、諸々の寸法を決定しています。
電気屋さんは「村上の家Ⅱ」で電気工事に入っていただいた大田電気さん。
空きテナントの工事ということで、丁寧な現調から始まり、工事中も柔軟に対応していただき、大変助かりました。
既成のそっけいないアルミ玄関ドアを、見事に木製玄関ドアに作り替えてくれたのは、いつも建具工事をお願いしている森澤製作所さん。
親子ドアなのですが、子扉の方がすごく可愛らしいので、ぜひご覧ください。
タモを使った玄関ドアは、仕上げに杉田さんご夫婦がリボスオイルを塗装してくれました。
ロゴマークを真鍮の切り文字で看板にし、玄関ドアにもロゴマークのシールを貼っていただいたのは、HARUMACHI coffee の看板を作っていただいた第一宣伝さん。
真鍮の看板が、杉板外壁とともに経年変化していく様子も楽しみです。
杉田さんご夫婦のDIYと、ノモトホームズ職人さんチームによる工事で、なんだか文化祭前の一体感や、ワクワク感のある忙しさといった感覚を感じることができました。
お店のオープンは7月13日(土)とのこと。
きっと、お気に入りの逸品が見つかる素敵なお店になると思いますし、そして何より、店主の杉田淳子さんを中心に、小さなコミュニティの輪がどんどん広がって、地域に愛されるお店になっていくことを心より願っています。