先日、竣工から8年を迎えたお住まいへ伺わせていただきました。
目の前の公園を挟み海岸を望む高台に位置した景観に大変恵まれたお住まいで、佇まいは玄関アプローチを洗い出しで仕上げた腰高の塀が囲みその足元にはオカメズタ配したとても印象深いものになっています。
あいにくの雪ぐもりの空と写真の腕がいま一つですが、年を経てもそのコントラストは変わらない落ち着きのある整った表情をたたえています。
この日建主様とのお話の中で、時を経た暮らしの中今も尚この空間の心地良さがご家族皆様がとても好きだと仰っていただきた大変嬉しく思いました。
また建物全体を丁寧な暮らし方をなさせれていて、照明の灯りにも拘りを持っていただいていて、今やLIDの電球が主流となった昨今ではありますが、当初白熱電球を使用したペンダントらいとものですが、電球が切れてしまったのを機にLEDに交換した際に、灯りの広がり感など微妙な違和感が拭えず、拍熱球を探し元に戻されたとの事、もう拍熱球の在庫がなくなってしまえば致し方のない事と仰られたいましたが、当時の灯りだまりを大切に想っていただいている事にもとても嬉しく感じていました。
お住まいに携わる者として喜びを改めていただい様に感じられ、その日一日穏やかな心持で過ごさせていただきました。