こんにちは。営業設計の竹村です。
本日明日と、「文京町の家 完成見学会」を開催させていただいております。
明日はまだ3枠の空きがございますので、お時間ご興味ございましたら、ご予約の上、ぜひお越しくださいませ。
2月の寒い季節、床下エアコン1台の稼働で温かな室内環境が実現できています。金曜日からエアコンをつけ始めましたので、本日よりはまだ明日の方が室温も安定してきていると思います(と言っても、本日も十分温かい室内環境でした!)
さて、先日あるお客様にご提案させていただいたお住まいをご紹介させていただきます。
「28坪のコテージライフ」とタイトルを付けた、延床面積28坪の家。
とにかくコストを抑えるために必要最低限の間取りとし、無駄を省き、建物高さをギリギリまで抑えた「レス・イズ・モア」な計画でした。
それでも薪ストーブや土間のあるリビングといった、「ゆとり」を持たせることで、ただ単に小さな住まいなのではなく、暮らしの楽しみや豊かさも実現できるコンセプト。
山荘やコテージの様な、かわいらしくも雰囲気のある佇まいを目指し、室内には化粧梁が並び、床も壁も天井も、全て板張りで仕上げました。
外壁には焼杉板を張り、山荘の様なイメージに。
このイメージパースの向かって左手部分は、屋根形状に合わせて勾配天井とし、大きな吹抜けで2階へつながる計画としています。
南側には大きな開口を取りつつも庇を出すことで日射を遮蔽し、この庇が意匠的に、水平ラインを強調するような意味を持たせました。
屋根形状は大屋根としていますが、屋根の勾配と棟の位置を何パターンかスタディしながらプロポーションを決めています。もちろん、断面のラフ図面も同時に書きながら、天井の高さも攻めています。ちなみに2階寝室の最低天井高さは枕元で1.8mほど。これが落ち着きと籠り感が出て、良いんです。
2階の窓には布団干しを設けていますが、これも水平ラインを表現するという設計的な意図があります。
こんな感じで、周辺には埋もれるくらい樹木があると良いですよね。
伊藤さんからは「隣家とのバランスも考えると、屋根を下げる向きは左側にした方がいいよね」とアドバイスが。町並みとの調和も、私たちの様な地域に根差した工務店に求められるスキルだと考えています。
さて、なぜ今回ご紹介させていただいたかと言いますと、実は残念ながら依頼者様のご予算に合わず、アンビルドになってしまったから・・・涙
日の目を見ずに埋もれてしまうのがもったいないくらい、個人的には気に入っておりましたので、それもあってご紹介させていただきました!
ただ、コンセプトと設計思想は自信を持ってオススメできますので、「28坪くらいの小さな住まいを考えたい」「小さくてもこだわった家が欲しい」「梁組が見えて、コテージの様な住まいが理想」という方は、ぜひ「ブログ見ました」という一言を添えて、お問合せいただけますと幸いです!
建物は小さくつくり、床面積も小さくすることで、建物のコストも抑えられますし、また将来にわたって光熱費の削減や、メンテナンスの削減にもつながります。
「小さな住まい」「小さな家」について興味がございましたら、ぜひ一度、モデルハウスへ遊びに来ていただけますと嬉しいです!