こんにちは。営業設計の竹村です。
本日は東京へ。ノモトホームズ設計顧問の泉幸甫先生が、NPO法人家づくりの会主催の「家づくり学校」の校長を務められており、本日、会主催の展示会『矩計展』のクロージングイベント「建築家4人による講演会」が開催されるということで拝聴しにお邪魔してきました。
泉幸甫先生をはじめ、『チルチンびと』の誌面でも住宅作品を発表されている高野保光さん、木を生かした「森とつながる建築」を作られている古川泰司さん、社寺建築に詳しい山本成一郎さんにより、それぞれの矩計図をもとに実作品についての解説をメインとした講演会でした。
私も、矩計図が図面を描いていて一番楽しいのですが、展示されていた矩計図は三者三様で、一括りに矩計図といってもその表現方法は異なり、図面で現場に何を伝えたいか、設計者として何を表現したいか(コンセプトの格になる部分)が明確化されていて、大変勉強になりました。
講演会の後は、会場での懇親会にお誘いいただき、錚々たるメンバーとの、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
泉先生には、設計監修いただいたモデルハウスの評判や、庭づくりの進捗、ハルマチコーヒーも好評をいただいておりますと、ご報告させていただきました。その中で「竹村くんは筋が良いから頑張ってください!」と、大変ありがたい激励の言葉をいただきました。
建築家の高野さんとは初めてお会いしたのですが、懇親会では設計手法や建築の考え方などをお伺いできて、大変勉強になりました。『チルチンびと』でも拝見させていただいてはおりましたが、高野さんの優しいお人柄が建築にもあらわれている様でした。最近私が考えている建築における「情緒」について相談したところ(住宅の性能はコモディティ化していくが、情緒的な体験や価値は差別化可能という考え)、「(情緒に訴えかける設計は)時間をかけて体得するもので、スポーツに近いかもしれませんね。たくさん建築や芸術を見ることで養うことができると思います」とアドバイスいただき、腑に落ちました。
古川さん(新潟県のご出身です)は木造業界で知らない人はいないくらいご活躍されている方で、共通の知り合いが多く、今回初めてお会いしましたが幅広い知識に圧倒され、大変魅力的な方でした。以前、新潟の住学でも講演されておりましたが行けずじまいだったのが悔やまれます…
今回、早朝から東京へ行ってきましたが、モデルハウス移転から1年半のこのタイミングで行くことができて良かったと思います。やはり情報は足を使って取りに行くこと、人と会うことが一番。改めて実感しました。
建築ってやっぱり楽しい!と再確認した1日でした。家づくりの会の皆様、ありがとうございました。