こんにちは。営業設計の竹村です。
今日は息子の「おゆうぎ会」だったので休みを取って参観に。午後はせっかくなので、前々から行きたかったカフェ「59FU」へ家族で行ってきました。もちろん、私はコーヒーやスイーツというより、建築を楽しみに・・・
土曜日のランチタイムでしたが、着席まで30分以上の待ち状態。ひっきりなしに来客もあって、かなり賑わっていました。
グッドデザイン賞2023も受賞しているこちらのカフェは、1ha近い敷地をダイナミックにデザインしたランドスケープと、古民家をリノベした建築空間が見事で、うねるように群生するオカメザサが特徴的な地形を可視化させているのが面白く、「カフェ×建築体験」を楽しめる場所でした。
アプローチもいろんな種類があって飽きません。古いものと新しいものをミックスさせて再編集したアプローチですが、これが何とも良かったです。写真を撮り忘れたのですが、オカメザサの中を突っ切るアプローチは、”うねり”を体験できて、これはもともとあった地形というよりも、デザインされた高低差だと思いますが、それが一つのフックになって、このカフェの空間体験を印象付けている様に感じました。
店内の窓際は床レベルが40㎝ほど下がっていて、後ろのテーブル席からも外の庭が見えるように設計されています。
室内は温水パネルヒーターが設置されていて、輻射熱によるじんわりとした温かさがあって、かなりポカポカしていました。
店内の壁や床には左官仕上げが多用されています。照明計画も大変すばらしく、格天井(ごうてんじょう)を照らす間接照明(既存部分を見せる照明)や、照度も全体的に抑えられているため少し暗めではあるのですが、落ち着ける空間になっているのが非常に良かったです。デザイナーズのスタンドライトもあって、しっかり「灯りだまり」が出来ています。
ソファーやチェアも、いろんな種類のものが揃えられていることで、何回通ってもまた違う景色が見えたり、違うチェアに座れたりする楽しみがあるんだろうなと感じました。
ちなみに、こちらはメニュー表。高級感もあって、かっこいい!店内にはアート作品もあって、「地域振興・新規事業・アート思考」というコンセプトが体現されていました。
オープン半年にしてフォロワー数8000人超えの人気の理由が良く分かりました・・・
ということで、HARUMACHI coffee も頑張ります!!