月曜日の新潟、はっきり見える虹の足元
車は虹に向かって走ってゆくけれど
逃げるように足元の位置は変わってゆく
思い出したのは
ウル・デ・リコというイタリアの作家が描いた
「The Rainbow Goblins」という絵本
虹を捕まえて食べてしまう鬼のハナシ
鬼がちょっと不気味だけれど
絵がとても美しいのです
もうひとつ
山形の詩人 吉野弘さんの「虹の足」
バスの中から見た村が
虹の足にすっぽりと入り
虹色に染められている
乗客たちは感激して村人たちに知らようとするが
当の村人たちには見えない
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きている・・・
そういったことはよくあるのだろう
という詩
大人になっても虹をみると
気分は高揚しますね
竹村さんが運転する助手席で
ずーっと騒いでいました