10月をむかえて漸く暑さもも落ち着き始めて、夜ともなれば夜気は秋のそれとなって虫の音も聞こえてくるように。
さて、今日はノモトホームズのお住まいに使われています、襖紙につきましてお話をさせいただきたいと思います。
襖紙は、とくに和室に多く用いらる事が多いのですが弊社では洋室、寝室の入口扉や収納の戸などにみも用いたりしています。
使用する襖の紙は手漉き紙越後和紙・江戸和紙・手漉き草木染ロクタ紙など手漉きのものや印刷を施したものなど、建主様の好みやその空間に合うものを選び、ご提案をさせていただいています。
なぜに手漉きの和紙等をご提案をさせていただいているかと言えば、竣工時の見た目の美しさもしかり経年後のやや色がされた感じもまた「汚れてきた」といったものは違った深みのあるものになります。
暮しの営みのなか年数を経て趣をます高い職人の技術と細やかな設計意匠を持った室内空間のなかにやはり職人が手作業にて古から用いられてきた紙の美しさが、また生活に色を加えてくれるものと思います。