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2040年問題?!

こんにちは。営業設計の竹村です。

本日のブログはYAHOO!ニュースで見かけた建設業の記事について。

『「大工が足りない」住宅業界の人手不足深刻 「建設業の2024年問題」も重なり…家を建てたくても、建てる人がいなくなる?』(リンクはこちらから)という非常にショッキングな見出しから始まるニュース。記事によると、1985年に約81万人いた大工も、2020年は30万人まで減少し、野村総研の予測では2040年には13万人とのこと・・・
わずか17年後の2040年には、今の3分の1まではいかないにしても、大工の数が半数以下になってしまうというのが、確実に起こる未来である、という内容です。
確かに大工の労働環境というと、夏は暑いし冬は寒い。職人さんですから、上下関係も厳しい(時もある)。賃金(大工手間)も大きく上がらず、一人前になるまで長い下積みが必要になるなど、若い人にとって魅力的かというと、他の職業に比べて厳しい部分もある。どの大工さんと話しても、そんなことをひしひしと感じます。

今、「西小針台の家」の工事をお願いしている大工棟梁は44歳。ノモトホームズの家だけでなく、もちろん他の工務店さんの現場にも入られています。将来の大工不足を懸念し、若い大工を育成しないといけないという危機感から、20代前半の若い大工2人を現場に入れて一生懸命指導しています。以前はもう一人若い大工がいたのですが、先日やめてしまったとのこと。「竹村さん、このままの住宅業界だと若い人が魅力感じなくて、大工になる人いなくなりますよ・・・」と棟梁が嘆いていたのが印象的でした。私たち工務店としても、せっかくご契約いただいたのに物理的に家を建てられないという状況が発生しかねないため、労働環境の改善、大工手間の賃上げ等、課題解決は急務です。

 

そんな「西小針台の家」では、現場にエアコンを導入しました。現場で建主さんと打ち合わせを行いましたが、エアコンが有るのと無いのでは室温は大違い。少しでも涼しくすることで職人の熱中症リスクを減らし、作業効率が良く生産性が上がることを期待しています。労働環境改善の一歩ではないでしょうか。

 

大工をはじめ、職人の労働環境を真剣に考えていかないと、工務店として生き残っていけない時代になりました。同業者の仲間と話していても、志の高い工務店では将来の職人確保に向けてすでに環境改善に取り組んでいます。

2040年はすぐそこまで来ています(あと17年!)。環境を改善し、若い世代が大工をはじめ、職人になりたいと思ってもらえるような業界にしていかないといけません。

 

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