こんにちは。8月19日㈯に木育教室を開催しました。このイベントは初めての企画でして、木や森林についてのお勉強と現場から出る端材を使った端材工作の二本立てて行いました。保護者様と男の子2名(7歳と5歳)の参加でした(やはり工作となったら男の子の方がニーズがあるようですね)。
端材の山を前にして、最初は何を作ろうかと悩んでいる様子でした。
私は端材を見ても何が作れるのか全く頭が働かず焦りましたが、子供たちはピンと閃くと次は作りたいもののための端材集めに取り掛かります。端材ですので、同じ長さや太さのものを見つけるのが難しいのですが、そんな中でも似たような端材を揃え、のこぎりでカットして作っていきました。
お兄ちゃんは「家」を作っています。
弟くんはパンが好きなのかな?チーズバーガーとジャムパンです。でもシーソーもあるみたいですよ。
右端にある丸い木を使ったものがチーズバーガーです。この丸い木ですが、私がイベント前に現場から集められた端材を見て、丸いものもあった方が工作も楽しくなるのでは!?車のタイヤとかに使える!と思い、薪の木をカットして準備しました。きっと男の子だから車とか作りたいって言うんじゃないかと私の推測で準備したのですが、なんと!チーズバーガーに変身を遂げました。大人の先入観、価値観って凝り固まってますね。男の子=車、決めつけてはいけないと反省です。
2時間のイベントでしたが、久しぶりに小さなお子さんと触れ合えて私自身とても楽しく過ごせました。お兄ちゃんは時間内に完成できなかったのですが、自由研究を兼ねていましたので、端材を持ち帰っていただき家で続きをするそうです。どんな家ができあがったのかな!?
今回の木育教室のために私自身が林業について勉強をしました。日本の状況は木材自給率をみると国産材が輸入材に押され、供給量が減ってしまっています。昔は100%近くありましたが、18.8%まで下がってしまいました。R3年度は41.1%とのことで少し改善傾向にありますが、日本の人工林の多くが伐採時期を迎えている状況なので、伐採して使って植林するという循環を促さないといけません。
「ウッド・チェンジ」という言葉もあります。
身の回りのものを木に変えるなど、木の利用を通じて持続可能な社会へチェンジする行動です。皆さんも意識してみましょう。今後も国産材の利用が進むよう、木育を通して発信していきたいと思います。