南に一級河川、北に広がる梨を主とした果樹園に間にある広い敷地内にこの度、新築計画を進めさせて頂いているお住まい。
車通りの多い幹線からも程良い距離感を持った豊かな景観にかこまれる計画敷地です。
こちらの計画敷地内には建主様ご両親様のご自宅があり、いわゆる「同一敷地内」に建物を新築する建築計画になります。
「同一敷地内」に2棟の建物を建築するわけですから当然に建ぺい率や容積率満たす広さを有する敷地でなければなりませんし、接道等様々な確認事項が必要となりますが、得てしてこの「同一敷地」私の経験則内では「頗る景観の良い敷地」となっています。
この度の計画のなかでは、設計に携わっていただいている伊藤誠康さんとの当初打合せの中で現在中庭の木々をいくらかでも残せてらとも検討をしていましたが、
計画敷地内に車動線と駐車場の計画をとのご要望もあり、長さ約30m幅約3mに渡って一部を移植し梅の木を含む雑木の伐採除去といった計画へのシフトとなり、その選定除去作業が行っていただいたのが上の写真でっす。
写真中央奥に見えているのは直径60cm程の大きな欅の大木です。
新築計画の中には薪ストーブを設える予定となっており、この欅を細かく薪に利用する事となっています。
これもまた、無駄のない豊かな景観からの恵、と思います。
この度のお住まいもまた、周辺の環境のなかに馴染みながらも室内にその景観を反映さるものとし、その佇まいもまた趣を醸したものとなるでしょう。
手前味噌になってしまいますが、今から竣工が大変楽しみなお住まいです。