基礎工事に使用する型枠ですが、一般に鋼製枠と在来型枠があります。使用する型枠により施工方法が違ってきます。べた基礎一体打ちに鋼製枠を使用する場合は、捨てコン打設後に返し枠を固定する金具を取り付けて、その上に型枠をのせて固定していきますが、固定金具の長さに制限があります。一体打ちの打設は、立上りの下端から生コンが噴出さないように先行して、外周部のベース上端までスランプの硬めの生コンを打設し、硬化状況をみながら立上りを打設していきます。ベーススパイラルにて気泡をなくすことでキレイな表面に仕上がります。
べた基礎一体打ちに在来型枠を使用する場合は、鋼製枠と違いましてセパレーターにて型枠を固定していきますので、深基礎で基礎が深い場合でも対応できます。一体打ちの打設の手順は同じですが、ベーススパイラルを使用すると型枠の表面が傷つき表面の仕上げに影響があるので振動バイブレータ―を使用したいところですが、生コンが噴出してしまうためタタキを行いますが気泡が出やすいので、モルタル刷毛引きなどで仕上げます。
6月も後半にさしかかり暑くなってきましたので、熱中症にかからないように現場へ行った際は、水分補給するよう声をかけていこうと思います。
次回のイベントですが、7月9日(日)10時~11時、住まいづくり教室「小さな住まいで大きく暮らす設計」編を開催します。参加をご希望の方は、ご予約をお願い致します。