来月に10年を迎える建主様のご自宅へ、お伺いをさせていただく。
時の経つことの早さを改めて感じます。
寒い時期、お引き渡しをさせていただきましたお住いでしたので、その時の事を思いい出しながら、建物の点検をさせていただきました。
お子様とご夫婦、ご家族3人様のお住い、外壁、基礎、屋根の外部から始め見させていただいてそれから室内へと進めさせていただきましたが、普段の手入れがとても行き届いたお住いに、大変嬉しく思いました。
建物の計画を進める中で、シンプルでありながらもモダンな和のテイストとした建物に設計されたお住いでしたが、時を経て味わい深い建物となっておりました。
当初植えられたヤマボウシも大きく成長しお庭の手入れも行き届き、綺麗に施工なされた芝もご自身で施工なされたとのこと‥‥大変頭の下がる思いです。
点検で気になるところは、外部デッキ材の一部に劣化が見えるのですが、ここだけは腐朽菌の侵入が見られますのでそこのメンテナンスだけは必要かと見て、建主様とご相談をさせていただきました。
ただし木製デッキの素材は当時は桧材にウッドロングエコ(自然な浸透材)を塗布し用いて施工させていただいていましたが10年経ってのこの状態はとても持ちがよいと言いても良いのではと考えます。
デッキ材のメンテナンスでは日射しや雨、風の状況下によっては4~5年で劣化が進行する場合もありメンテナンスの仕方については年数が経って表面の汚れ黒ずみが濃くなてき出したり、薄い緑色を帯びたなと気付かれたらデッキブラシなどで気候の良い季節に綺麗に洗い流しておくだけでもデッキ持ちは格段変わります。
その後に浸透材を塗ってあげたりする事で、さらに長持ちさせることができます。
木成デッキをご使用されております皆様これから迎える時期には雪も積もっていリしてデッキにはあまり気が行きませんが、明けて春を迎えたなら様子見てメンテを行っては如何でしょう。