建て方

工程管理を行う上で、それぞれの工事の中でポイント（目標）をたてます。木造住宅の場合は、基礎工事であれば、ベースコンや立上りコンや防湿コンなど、各コンクリート打設日を決めて、その目標に向けて工事を進めて行きますし、木工事であれば、土台敷きや建て方や屋根・外壁の仕上げ前の下地の取付けや木工事完了に向けて工事を進めて行きます。中でも「建て方作業」は、大工さんが大勢で作業するため、前もって人をたくさん集めなくてはならないので、天候以外よほどのことが無い限り変更できないので、住宅工事の中で一番重要なポイントになると思います。

ＲＣの建物では、約2週間ごとに各フロアーのコンクリート打設を行います。柱や壁・梁・スラブ・ベランダ手摺りまで一体で打設を行います。大きな建物では、ポンプ車を2台使用して工区分けして打設を行ったりします。ＲＣの建物では、各フロアーの「コンクリート打設」が躯体工事の中でも大変重要なポイントになってきます。規模にもよりますが、150～200㎥の生コンを1度に打設するので、ミキサー車やポンプ車の準備や作業員さんを大勢あつめなくてはならないですし、次工程の足場組や墨出しや鉄筋組みや型枠組みなどの作業が控えているので、よほど天候が悪くなければ養生をしてでも作業を進めます。このように木造住宅では「建て方作業」が、ＲＣでは「コンクリート打設」が躯体工事の中でも一番重要なポイントになると思います。

写真は、柏崎市の現場ですが、先週に建方を行いました。大工さんが手際よく作業してくれて、レッカー作業も終わりました。これから大工さんをはじめ、各業者さんと良い建物が出来るように工事を進めていこうと思います。