外部足場が解体されると、外部での作
業が始まります。まず外構工事に先立ち
、雨水のつなぎや土間配管を行っていき
ます。住宅の現場では、敷地も狭く内装
仕上げと外構工事を並行して進める事が
難しいため、内装仕上げ工事が終わるこ
ろに外構工事を開始するようにしていま
す。
木製デッキですが、写真のように段差を
付けて施工することも可能です。
こちらの現場では砂地でしたので、デッ
キ下にローソク石を布設して束と固定し
てますが、地盤が悪い場合は土間コンを
打った上に、束を金具にて固定したりし
ています。施工の際に気を付けている点
は、ローソク石に付いている羽子板のく
る向きを、正面から見えないように工夫
して取付けて、スッキリとした納まりに
なるようにしています。
こちらの現場では、アプローチに飛び石
(鉄平石)を敷きました。石がタイルの
様に平らであればいいのですが、どれひ
とつ平らな石がなかったので、石表面に
多少の水が溜まるのは仕方がありません
が、左官職人さんが石に面をとりながら
慎重に設置していきました。石の向きや
間隔にも気をつかいながら進めて行きま
した。
飛び石の布設が完了して、石に取
合う土間にはコンクリート洗出し仕上げ
で施工しました。金鏝仕上げや刷毛引き
仕上げの場合は、骨材が表面に出ないよ
うにタンピングして仕上げますが、コン
クリート洗出し仕上げは、骨材を出して
仕上げるため、職人さんの技術により出
来栄えも左右されてくると思います。
土間は、打設を行う時期や天候に影響を
受けるので、工程にも影響が出るため時
には養生をして作業する場合もあります
。8月も後半に入り、少し涼しくなって
きたと思います。これから工事も忙しく
なっていきますが、スムーズに進められ
るように調整して行こうと思います。