先日、YAHOO!ニュースでなかなかショッキングな記事を発見・・・
年収が1000万円以下だと、大手の注文住宅のマイホームは「絶望的」な時代がやってきた
昨今のウッドショック、ウクライナショックによる建材の値上がりには、
本当に苦戦していますし、どうにか良質な住宅をコストを抑えてご提供できないか、
試行錯誤を重ねている毎日の中で発見したこの記事。。。
結構衝撃的なタイトルです。(YAHOO!ニュースらしいっちゃらしいのですが笑)
先日も、10年前にご新築いただきましたオーナー様に
リフォームのお見積をご提案させていただいたところ、
新築の頃に比べて高くなりましたね、とのご感想をいただいてしまいました・・・
そうなんです、私が自宅を建てた3年前に比べても、かなり上がっています・・・
こちらの記事によると、手ハウスメーカーの1棟の平均金額が、なんと4265万円!との事。
土地も含めると6000万円くらいの資金計画になりますよね。
「6000万円の住宅ローン」というと迫力がありますよね。
記事にあるように、年収1000万円(世帯年収でもOK)の方であればどうなのか、
シミュレーションしてみたところ、結論、ギリギリOKです。
住宅ローンは一般的に、無理のない返済比率は20%~25%といわれています。
(できれば20%に抑えたいと考えています。)
具体的に計算してみますと、年収1000万円の人の手取りは年収730万円になります。
ここで、返済比率を上限の25%とすると、730万円×25%で182.5万円となり、
これが1年間の返済額になります。
これを12カ月で割ると、15.2万円となり、これが毎月の返済比率25%の返済額になります。
とは言え、毎月15万円の返済となると結構な額になりますので、
毎月を10万円に抑え、残りの5.2万円×12か月分の62.4万円を、
ボーナス時に加算して、1回のボーナスで31.2万円を加算する返済方法もあります。
(これはこれで結構な額ですね!)
ここで、iPhoneアプリの「住宅ローン」を使って試算すると、
6000万円をトータルのボーナス返済額2300万円、変動金利0.725%、
返済期間35年、元利均等方式の条件で計算しますと、
毎月返済額99,770円、ボーナス時372,612円となり、
ボーナスの31.2万円を超えてしまいます。
つまり、年収1000万円の人にとって6000万円の借り入れは、
返済比率25%を若干オーバーするので、記事にあるように
年収1000万円以上ないと、6000万円の借り入れは難しくなるわけですね。
注意点として、他債務が無い状態での返済比率とお考え下さい。
車のローン等がある場合は、その年間の返済額も計算して、
返済比率20~25%に抑えるのが良いかと思います。
ちなみに借入限度額という言葉もありまして、フラット35のサイトで
年収1000万円の場合でシミュレーションしてみたところ、借入限度額は何と8000万円!
借入限度額計算で「こんなに借りられるのか!」と思わないようにすることが大切です。