造作

ノモトホームズの建物では、軒裏を表

しにする場合と、仕上げ材で塞ぐ場合が

あります。軒裏の野地板を表す場合は、

板が収縮して取合い部分に隙間が発生し

て、奥にあるルーフィングが見えてしま

わないように、相じゃくりの板を使用し

てます。又、垂木間にステンレス製のパ

ンチング板を取付けて通気を取っていま

す。施工の際に注意することは、破風板

を釘で垂木に固定する際に、あらかじめ

破風板に垂木ピッチで釘を仮止めしてか

ら打込んだり、ケラバ部分は釘の長さの

短い物を用意して、仕上げより出ないよ

うに施工してます。

軒裏を仕上げ材で塞ぐ場合は、破風板の

下端のチリを5分程度見せるように施工

してます。破風板の幅を狭くした方が見

た目はいいと思いますが、軒樋を取付け

る際に勾配をつける都合もあり、あまり

狭く出来ませんので、垂木下に調整剤を

取付けるようにしています。仕上げがケ

イカル板の場合は有孔板にて通気を取り

ますが、板張りの場合には、破風板に溝

加工して通気板を差し込み、ケラバ側に

は板厚により溝加工して差し込んで施工

してます。１つ１つ熟練の大工さんによ

り丁寧に施工されていきます。

ノモトホームズの造作枠材は大工さんに

より加工されたものを使用してます。

施工図をもとに大工さんが加工して行き

ますが、使用するサッシにより枠の見込

み寸法が異なりますので注意して施工し

ていきます。

写真のようにサッシを並べてサッシ間に

化粧柱を設置したり膳板を一枚で施工し

たりして、三方は木枠を出さずに仕上げ

材で塗りまわすことでスッキリ納めてま

す。

ノモトホームズの建物は、造作枠の加工

から収納棚の組立まで大工さんにより組

立てられていきます。これからもより良

いものが出来るようにしていこうと思い

ます。