こんにちは。営業設計の竹村です。
まずはお知らせからですが、本日明日の2日間、
「覚路津の家 完成見学会」を開催させていただいております。
本日は朝から夕方までたくさんのお客様にお越しいただきました。
延床面積28坪強のお住まいですが、ご来場の皆さんからは口々に、
「広いですねー!」と仰っていただくことができました。
数字上は小さく作りますが、視覚的な効果や回遊動線などの設計の工夫で、
広がりを感じさせる住まいにしていますので、
伊藤さんと田中君の設計の狙いが、見事に実現できていたのではないでしょうか。
明日は12時~の1枠のみ空いておりますので、
ご興味のある方はこの機会にぜひお越しください!
さて、本日のブログは美しい「障子のデザインあれこれ」と題して、
記事にしていきたいと思います。
ノモトホームズではよく障子をご提案させていただきます。
障子は日本古来の建具で、平安時代に襖から「明障子」が派生したと言われています。
障子紙を通る柔らかい自然光は、カーテンなどでは再現できない美しさだと思いますし、
庭の樹木の影が障子に映る様には、奥ゆかしさを感じずにはいられません。
障子は、四方をぐるっと上桟(かみざん)、下桟(しもざん)、框(かまち)という、
33㎜×24㎜~30㎜くらいの断面の、ちょっと太めの部材で大枠を構成し、
その中に組子という、細い部材をタテヨコに組んで作ります。
こちらの障子は、縦と横の組子で正方形に近い桝ができるように組んでいます。
きれいな□がずらっと並ぶ様は、とてもきれいですよね。
こちらの障子は、縦の組子を3本にしていますが、内2本は、
上桟まで届かせないで、残り1/4のところで止めています。
障子紙には楮(こうぞ)が入った紙を使っています。
これがまた絶妙です。
こちらは、コーナーをまたいで2組の障子が連続しますので、
両方の縦の組子同士の間隔を、なるべく近い寸法になるよう、割りつけました。
サッシ自体の大きさが変わるので、まったく同じ寸法には
なりませんでしたが、近似値とすることでコーナーをまたいでも
障子の連続性が生まれ、意匠として成立するのです。
障子についてはまだまだご紹介しきれないくらい、たくさんの実例がありますので、
また改めまして、ブログでもご紹介できればと思います。