スタッフブログ

家づくりの総予算は「土地代+建物代+α」で考える

こんにちは。営業設計の竹村です。

 

まずは告知からですが、建主さまのご厚意により、

4月2日(土)・3日(日)の2日間、「覚路津の家 完成見学会」を

開催させていただきます。

「覚路津の家」は薪ストーブのある暮らしを楽しむお住まい。

書斎やキャットウォークもあったりで、楽しいお住まいになっています。

外観は、とにかく大屋根がかっこいい!!

本日よりイベントページにて、見学会予約の受付がスタートしました。

中央区から車で30分かからないくらいの場所ですので、ご興味のある方は、

ぜひご予約いただければと思います。

 

家づくりの総予算は「土地代+建物代+α」

さて、今日は家づくりにまつわるお金の話です。

家づくりを考えだした初期のステップでは、

「土地と建物で○○円だな!」と予算を決めがちです。

ですが、実は家づくりに必要なお金はまだまだありまして、

例えば地盤補強工事費用や造園費用、火災保険や住宅ローンの保証料といった諸経費です。

今日のブログでは、家づくり、いったいどんな費用が必要なの?というテーマで

書いていきたいと思います。

これから家づくりをスタートさせようと考えられている方には、

ぜひ読んでいただきたいです。

 

土地代

まずは土地を取得する上での注意点についてです。

ほとんどの建主さまは、土地を求めるところからスタートされると思います。

アットホームやsuumoなどのポータルサイトにも売地情報がたくさん出ていますので、

土地の価格もすぐに分かりますが、気を付けていただきたいポイントがいくつかあります。

 

①仲介手数料を忘れない

物件情報欄に、「取引態様」という項目があると思いますが、

まずはそこをチェックしましょう。

ここに「媒介」「仲介」等と書かれている場合は、不動産会社の仲介手数料として、

「(土地代×3%+6万円)×消費税」が、土地の価格にプラスされます。

仮に土地の価格が1000万円だとすると、39.6万円の仲介手数料が必要になる訳です。

「売主」と書かれている場合は、土地の持ち主が不動産会社になりますので、

仲介手数料は発生しません。

分譲地は不動産会社が売主になっているケースが多いです。

ネットに出ている表示上の価格で安心せず、仲介手数料が必要かどうかは要チェックです。

 

②インフラの有無をチェックする

それから、給排水やガスなどのインフラの有無は必ずチェックましょう。

一番のポイントは、給水が引き込まれているかどうか。

引き込まれていない場合は、道路を割って給水の引き込みを行う必要がありますので、

条件次第ですが、何十~何百万円の費用が必要になります。

 

③高低差をチェックする

敷地に高低差がある場合も、土留め工事や外構工事で費用が必要になります。

高低差が30㎝~40㎝程度であれば問題ありませんが、

高低差が1mくらいになると、RC土留めを施工したり、建物の基礎も深基礎にしたりと、

追加で費用が発生しますので、要注意です。

 

④準防火地域に該当していないかチェックする

準防火地域の場合、建物の防火性能を上げないといけませんので、

サッシを防火仕様に変更したり、通気部材を防火ダンパー付きの物に

変更したりしないといけませんので、追加で費用が発生します。

 

以上の様に、表面上の土地価格でなく、他にも追加費用が発生しないか、

私たちプロの目からチェックするのが一番良いです。

ですので、候補地を見つけた時点でまずはご相談ください。

 

建物代

次に、建物の建設費。

昨今のウッドショックをはじめ、コロナの関係でありとあらゆる建材が

コロナ前に比べ、右肩上がりでコストアップしています。

木材はもちろん、鉄や断熱材、石膏ボードまで・・・

とは言え、日本国民全体の収入は上がっているわけではありませんので、

もうこれ以上住宅インフラをおこさないで~(泣)と思うのですが、

一度上がってしまった建材が元の金額に戻ることは、経験上、無いと考えています。。。

建物の仕様も、自然素材を使った職人による手作りの木の家で、

意匠にもこだわって、耐震等級2以上で、断熱性能・気密性能が良くて、、、となると、

そこそこの金額になります。

これは上記の様な家づくりをしている工務店であれば、坪単価に大差はないですし、

大手ハウスメーカーとも大差は無いでしょう。

 

+αの費用とは?

地盤補強工事費用

新潟の場合、ほぼほぼ必要になってくるのが「地盤補強工事費用」。

30坪程度の建物で考えると、経験上、平均して100万円前後の費用が必要です。

 

造園費用

造園(植栽)が有るのと無いのとでは、建物の佇まいが全然変わってきます。

造園(植栽)があってこその住宅だと思います。

とは言え、造園費用は総予算で削られがちの費用ですし、

樹木は手がかかるからいらないよー!という方でも、

手がかかる事の無い庭をご提案させていただきますので、

50万円~150万円は必ず確保していただきたいです。

#竹村からのお願いです!

 

火災保険+地震保険

火災保険と地震保険も必要です。

月々払い、年払いもできますが、トータルコストを抑えられるのは

火災保険10年、地震保険5年の一括払いで、30坪の住まいであれば

概ね50万円みておけば良いと思います。

 

住宅ローン保証料+事務手数料

これは借入金額や建主さまの職業、他にローンの借り入れがあるかなど、

保証会社による判断になりますが、ローン借入にあたり、保証料を支払う必要あります。

また、事務手数料として6万円ほど必要になりますので、

保証料+事務手数料で60万円ほどみておくと良いと思います。

 

その他に40万円と家具家電購入費用

土地や建物の登記費用、つなぎ融資の利息で40万円程みておくと良いと思います。

また、家具や家電も新調すると、これはピンキリですが、

ざっと50万円~100万円くらいの費用が必要です。

 

土地と建物でコストダウンする方法は?

これだけ聞くと耳が痛くなってきますよね。。。

当初、「土地と建物で○○万円!」と考えられていた建主さまも、

最終的にはそこから予算アップされる方が多いです。

※単純計算で100万円住宅ローンの借り入れを増やすと、

月々の返済額が3000円アップすると覚えておいてください。

 

とは言え、家づくりの総予算は限られていますので、

土地と建物でいかにコストダウンするか、という事が重要です。

長くなりますので、次回のブログでは

「コストダウンするにはこんな方法があるよー!」というテーマで

書いていきたいと思います。

コストダウンといっても後ろ向きなコストダウンではなく、

前向きなコストダウンです!

お楽しみに!

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