浅田次郎さん、これまで直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、『鉄道員(ぽっぽや)』や『壬生義士伝』など映画化やドラマ化された作品を執筆した言うまでもなく非常に有名な作家さんです。
浅田さんのことをブログに書こうとちょっと調べていたところ、なんと!今日、12月13日が浅田次郎さんのお誕生日でした。
なんという偶然。かなり感動しております。
時代小説、歴史小説、現代ものやエッセイなど執筆のジャンルも幅広く、根強いファンの方も多い様子。
わたしは深く語れるほど数多く読んでいるわけではないのですが、『月島慕情』を読んで以来浅田さんの短編集にはまり、時折思い出したように手にしています。
わたしにとっての魅力は何なのか?なぜはまったのか?
この機会に考えてみたのですが、「描写と語り口の美しさ」かな、と。
お上品で心和むような内容の小説という意味ではなく、その語られる言葉に優しさや切なさ、思いやり、純朴さ、人情などなどあらゆる感情を読み取れるような気がして、結構感情移入してしまうんですね。
決して偉そうに言っているわけではありません。
賛否両論あるでしょうが、本にも好みや捉え方の違いもあると思いますので、そんなことを考える人もいるんだな、くらいで流していただけたらと思います。
また、短編集はちょっとした隙間時間に読むのに丁度いいのです。
最近読んでいるのは『月のしずく』です。
そしていずれ浅田さんの長編小説も読む機会を持ちたいと思っています。