窓には採光や通風 眺望といった機能がありますが
開口の大きさや位置によって
部屋の雰囲気はガラリと変わります
造る側からすれば
全て同じ高さにしてしまえば楽ではありますが
堅苦しくなったり
面白味に欠けたり・・・
そう感じてしまうかもしれません
また
家具を置いたり
絵を飾ったり
外からの視線や光を遮って
落ち着いた雰囲気をつくるために
壁は必要です
それほど大きくないスペースに
そんな窓と壁を同居させることになるのですが
苦労のしどころでもあり
楽しい部分でもあります
特に高い位置につける高窓
床の高さにつける低めの地窓
なかなか扱いが難しい曲者ですが
とても魅力的な窓です
名作と言われる茶室には
大きさも高さもバラバラな窓が
開けられていることが多く
空間の密度の濃さに驚かされます
トップライトがあることも多いのですが
先人達の発想や感性の豊かさには
いつも感心させられます