僭越ながらわたくしオススメの『大地の芸術祭』も、来週末で期間を終えます。
次はまた三年後ということで、楽しみでございます。
今年新たに仲間入りした見どころのの一つだった(ガイドブック等に大きく取り上げられていた)のが『清津倉庫美術館』。
廃校になった小学校の体育館を美術館にし、4名の作家による作品を展示しています。
バスケットコートが2面取れる程のよくある大きさの体育館です。
シンと静かな、懐かしさを感じる体育館を、
さらに静かにさせるような重厚感のある武骨な作品が佇んでいました。
平日という事もあり、ご覧の通りガランとした室内。
本当は入ってはいけない場所に一人でいるような、
緊張と高揚感が同時にあるような気分で。
でもどこか安心していられるのは、作品があるから?
物自体は動きもしゃべりもしませんが、それを作った人の手や姿が見え隠れするからでしょうか。
トイレの入り口のサイン。
セメントを固めて作った男の子(奥)と女の子(手前)です。
こちらも何も言わずとも、どっしりと表現しております。
公共の施設のこういったサインは、良く見ていくと面白いです。
いいな~と思う建物のサインがセンスがいいと、かなりポイントアップです。