こんにちは。営業設計の竹村です。
「木の家」は健康に良いと言われていますが、
実は科学的に明らかになっていないことがたくさんあります。
近年、様々な機関で科学的な研究が進められていますが、
「地域主義工務店の会」顧問の、近畿大学の東准教授も、
会所属の工務店と共に、木の家が住まい手の健康にどう影響しているか、
という共同研究を続けられています。
(会所属のエコ建築考房さんの昨日のブログ→「エコ建築考房の室内環境を化学する」)
先日、京都大学の川井秀一先生の講演を拝聴したところ、
正倉院の桧材の校倉(あぜくら)造り庫内、杉材の唐櫃の温度、湿度が安定しており、
内部の空気環境が良いため、文化財が何百年も良い状態で保存されたと、
つまりこれを人間の居住空間に置き換えても、木の家は快適性の保全や、
健康の維持増進につながるのではとの指摘があり、なるほど!と思いました。
出典:宮内庁ホームページ(http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Home/About/History)
他にも、樹木に含まれる揮発成分のフィトンチッドには、抗ウイルス作用、利尿作用、
殺菌作用、抗アレルギー作用などの効果があることが知られていること、
杉材には優れた空気浄化能力があるということが近年明らかになりつつあるそうです。
心理的・生理的な効果としても、杉材がリラックス状態を作り、
居心地が良いと感じさせることが、川井先生の実験により分かってきていると、
講演の中でお話をされていました。
例えば、『チルチンびと98号』で特集されている「聖籠の家」のリビング。
木と漆喰と薪ストーブに囲まれた空間は、漆喰のテクスチャー、
杉の木目、匂い、薪ストーブの炎の揺らぎ・・・
とてもリラックスできる居心地の良い場所となりました。
当社のイベントにお越しいただいたOBさまとお話をする中で、
「入居してから子どもが風邪をひきにくくなった」
「子どもの喘息が止まった」
「睡眠の質が比べ物にならないくらい良くなった」
とのお声をたくさんいただき、やっぱり木の家、自然素材の家は、
住む人の健康に良い影響を与えているのだと私自身実感として持っています。
今後、科学的な裏付けが出てくると、木の家、自然素材の家にこだわる私たちの様な
工務店にとっては、間違いなく追い風になると思っています。
今後の研究に期待していきたいところです。
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