こんにちは。営業設計の竹村です。
先日の休みに、家族で「上越市立水族博物館 うみがたり」に行ってきました。
この水族館は前々から行きたかったところ。
生き物を見るというよりも、建築を見たかったからです。
「うみがたり」の設計は「株式会社 日本設計」という、業界の中では超絶軍団。
最近新駅のネーミングで話題にもなった、「虎ノ門ヒルズ」も日本設計の仕事です。
あいにくの天気で全景は撮れていないのですが、RC造一部鉄骨造の建物。
自然石(三川石?)が敷き詰められた前庭。
天気も相まって、なんだか荘厳な雰囲気を醸しています。
アプローチは鉄骨造のようでしたが、屋根がとても薄くてびっくり。
上越は積雪量がすごいので、この薄さをどうやって実現しているのか謎です。
鎖樋にすると、冬場どうしても凍ってしまうからなのかわかりませんが、
雨樋も面白いデザインでした。
(写真が悪い上に、左側に写っていますが・・・)土木工事に使う蛇籠も使われています。
最近では住宅の外構や、スターバックスなどのお洒落施設の外構にも
デザインとして取り入れられています。
ホールの天井には布状の垂れ幕が下がり、その間には照明器具が仕込まれています。
光源が直接目に入る「グレア」を軽減する意図なのだと思いますが、
垂れ幕がグラデーションがかっていてとても美しい空間でした。
ホールの右手には、ガラス越しに上越の荒波を見ることができます。
これが噂のインフィニティプール。
海と水盤が一体化しています。
シンガポールの「マリーナベイ・サンズ」で有名になりましたが、
水盤の境界を消す建築的な手法が取り入れられています。
板張りの壁と、塗装仕上げの天井との取り合い部。
天井を目透かしにして、板の小口を見せている納まりでした。
室内でこのような取り合いの場合は、見切りを入れたりしますが、
このように板の小口が見えていても、まったく気になりませんでした。
きっと板厚が関係しているからかもしれません。勉強になりました。
館内は、まるで海底洞窟を探索しているかのようです。
白イルカの展示コーナーと宙に浮いたようなソファーだけは、
なんだか近未来な雰囲気でした。
館内にあるレストランもいい感じでした。
水槽の熱帯魚を見ながら食事ができます。カレーも美味しかったです!
帰りがけ、「トイレチェック」をしていると
早く帰るよ!と言わんばかりに娘が呼びにきました。笑
建物の事ばかりで恐縮ですが、とても楽しい水族館でした。
今度はじっくりディテールを見に(一人で)行きたい・・・笑
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