こんにちは、営業設計の福本です。
新潟には本日から今シーズン最大の寒波が訪れるとのこと。
ニュースでは「4年に一度の寒波」と言われており、
皆さんも十分に注意なされてください。
今日は寒波に伴う雪や気温の低下影響に伴って、
私たちがご提案の際に気を付けていることを書きたいと思います。
雪が落ちる場所の影響
雪が降ると、その雪は屋根から地面に流れます。
隣接する建物との距離が不十分だと、雪が隣の家に流れたり、
通行の妨げになったりすることがあります。
設計時には隣地との離れや勾配・屋根につく雪止め金具などに十分配慮して設計致します。
また、近年では屋根に太陽光パネルを設置したいという要望が増えています。
太陽光パネルは通常の屋根よりも雪が流れやすい特性がありますので注意が必要です。
耐震性能への影響
新潟県のように雪が多い地域では、
雪が屋根に積もることで建物にかかる負荷が大きくなります。
例えば、屋根に1メートルの雪が積もった状態で建物が揺れた場合、
何もない状態よりも建物には大きな負荷がかかります。
同じ耐震等級3の建物でも、温暖な地域と積雪が多い地域では、
設計思想が全く異なってくる訳です。
建物の設計に際しては、新潟県の統計データから積雪量を調査し
それぞれの地域にあった提案を行います。
気温の低下と断熱性能
寒波によって気温が下がると設備機器や配管にも影響がでる場合があります。
当社でも十分な断熱を施していますが、
想定以上の寒波が襲った場合には、完全に凍結を防ぐことは難しい場合もあります。
凍結が発生した際の対処法を知っておくことも大切です。
落ち着いて対処すれば機器に影響を与えずに使用し続けることができます。
凍結してしまった場合の過去の記事を置いておきますね。
今回は寒波・積雪に関して書いてみました。
このブログを書いている時点ではまだ天気は持っているように感じます。
大事にならないことを祈ります。