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土地探し・土地選びで時間がかかっている場合の対処法

こんにちは。営業設計の竹村です。

本日は「土地探し・土地選びで時間がかかっている方へ」と題しまして、記事を書いてみたいと思います。
私も自宅を建てるにあたり、土地がありませんでしたので、何年も何年も土地を探し続けてきました。
もう5年以上も前の話になりますが、土地を探し始めた頃は、新潟市中央区で1,000万円前後で土地を探していました。
職業柄、一般のお客様以上に売地情報には敏感で、常日頃情報には触れていたのですが、それでも希望の土地は出てこない。
売地情報を眺めては、「何年たっても希望の土地が出てこない・・・」「もっと安くて良い場所は無いのか・・・」という感想ばかりでした。

家を建てるなら早い方が良い

「家を建てよう!」となったら、早いに越したことはありません。
その大きな理由として、一番はお金のことです。
家を建てるまでの時間がかかればかかる程、金額面での負担は大きくなっていきますし、年齢的にも住宅ローンを借りるのがきつくなっていきます。
例えば新潟市の公示地価平均は7年連続で上昇していますし、消費税も以前は8%だったものが今や10%になりました。
木材価格はウッドショックが叫ばれていた一時期よりも値下がりはしたものの、設備機器や建材の価格は年々値上がりして、経験上これから下がることはなかなか難しいと思っています。
住宅ローンは近年、金融機関によっては完済時の80歳になっても返済可能になってきていますが(退職年齢や健康寿命が延びているため)、やはり定年退職前後の65歳~70歳までには完済したいと思いますので、ローンを組むのも早い方が良いです。
変動金利も十数年ぶりに、この10月から上がりました。今後、国の方針がどうなるか読めませんが、変動金利、固定金利ともに上がっていく可能性もあります。
賃貸に住まわれている場合は、家賃がそのまま掛け捨てになってしまうということも、もったいないですよね。

そのような状況の中で、「家を建てよう!」となった時にいかに早く、スムーズに土地を探せるか、良い土地に出会えるかが重要になってきます。
ではどのように土地を探せば良いか、ポイントをまとめてみます。

1.希望のエリアを絞る

土地探しの第一歩は、希望するエリアを絞ることです。
最初は〇〇区というぐらいの大きなエリアで良いです。
通勤・通学の利便性、周辺の生活環境、自然環境など、どのような条件が重要かを考えてみてください。例えば、私の場合は、土地価格、職場へのアクセスの良さ、バイパスへのアクセスの良さ、買い物施設が近いことを優先して探していました。

もちろん、土地勘があった方がそこでの暮らしをイメージしやすいです。
また、子育て世代の方でしたら、ご実家が近くにあった方が助けてもらったりもできますし、ご実家との位置関係も考慮した方が良いです。
ちなみに小学校は特に近いに越したことはありません。子どもはもちろんですが、なんだかんだ、参観日や運動会などの学校行事、PTAの関係で親も学校に徒歩で向かう場合が結構ありますので、なるべく近い方が良いというのが私の経験上のおすすめポイントです。

2.土地情報の収集

希望するエリアを絞ったら、不動産情報をリサーチしましょう。
土地情報の最初の目的は、土地の相場を把握することです。
おすすめはSUUMOやアットホームなどのポータルサイト。
インターネットに載っている不動産情報のほとんどは、これらのポータルサイトに掲載されています。
ちなみに弊社で家づくりをご検討されたい方は、直接ご相談いただければお探しすることが可能です。

3.予算の設定

土地選びにおいて、予算は非常に重要な要素です。土地の価格は地域によって大きく異なりますので、前述の土地情報収集の際に、希望するエリアの相場を把握しておくことが必要です。
また、土地購入にかかる諸費用(仲介手数料や登記費用など)も考慮に入れておきましょう。
家づくりにかかる費用は、土地費用+建築費の他に、地盤改良費用や住宅ローンの諸費用、登記費用等が必要になります。これらの費用でざっと150万円程度みておくと良いかと思います。

4.エリアと予算の見直し(ここが重要です!)

さて、エリアと予算が分かった段階で、希望するエリアに良さそうな土地が2~3物件ちらほら出てくるようであれば、そのまま土地探しを進めていって問題ありません。
予算に対してのエリアの相場が合っているからです。
ただし、注意点として「土地は水モノ」という意識を持っておかれた方が良いです。
例えば「良さそう」と思った土地を見送ったとしても、すぐに好条件の土地が出てくるかというと、なかなか出てきませんし、何年後になるか分かりません。
「良さそうだけど一旦保留にしておこう」と決断を遅らせると、いつの間にか他の人に買われてしまった、というケースもざらにあります。
ですから良さそうな土地があった段階で、工務店やハウスメーカーの設計者に相談してみてください。「良さそう」という段階でOKです。百点満点でなくとも、私たちが建物を設計することでその土地の魅力を十分に発揮させて、「住めば都」というケースになるパターンがほとんどだからです。
もちろん、設計者目線であきらかにその土地がおすすめできない場合は、正直にお伝えいたします。

一方で、良さそうな土地が何年も出てこない場合は、方針を変える必要があります。
というのも、エリアと予算のどちらかが大きく外れているからです。
私の場合、「中央区で予算1,000万円以下」という条件で何年も探してみてようやく分かったことなのですが、何年も同じ条件で探して良い土地が出てこないのであれば、きっと一生出てきません。
そのことに気が付いて、私の場合はエリアを西区に変更しました。
そうすると1,000万円以下の物件がたくさんありましたので、選択肢がかなり広がりました。

5.土地を見たときに、そこでの暮らしがイメージできるか

良さそうな土地があった段階で、一度実際に現地を見てみることはとても重要です。
不動産会社からの土地資料では見えてこない、幹線道路からのアクセスの良さが良いかどうかや、周辺環境が大丈夫か(例えば近所にラーメン店などがあれば匂いが気になります)、近隣の環境はどうか、実際に足を運ぶことで知ることができます。

また、私が一番おすすめしたいのは、その土地を見た時にそこでの暮らしがイメージできるかどうかです。例えばこの辺に庭を作って木を植えたいなぁとか、日当たりが良いから明るいリビングになりそうとか、景色が良さそうとか、静かに暮らせそうとか、そんなイメージでOKです。
そこでの暮らしがイメージできて、それが楽しそうなイメージであれば、そこに決めてしまって問題ないです。そのくらい、最初の印象や直観というのは、土地選びにおいて重要視されて良いと思います。
ちなみに私は、34坪の敷地を見たときに、さすがに小さい敷地すぎてプランが取れるか検討しましたが、その日に購入を決めました。何年も何年も探していましたが、エリアを変えたことで満足のいく土地に出会うことができました。

まとめ:住めば都

最後になりますが、先ほど前述したとおり、土地というのは建物が建ってしまえば「住めば都」です。百点満点の土地なんてそう出てきませんし、出る前に不動産会社が抑えて利益を乗せて販売してしまうか、ポータルサイトに載る前に誰かに買われてしまいます。

私たちは百点満点でもないけど良さそうな土地を、いかに美味しく料理するか、という仕事をしていますから、長年土地を探していても決めきれない方や、希望の土地になかなか出会えない方は、エリアか予算を変えた上で、ぜひ一度弊社にご相談ください!

おまけ:希望のエリアで安く土地を買うコツ

おまけですが、希望のエリアで相場よりも安く土地を買うコツがあります。
それは「不整形地」や「高低差のある土地」「クセのある土地」を買う事です。
土地面積が同じ40坪の敷地でも、Aは長方形、Bは三角形という形でしたら、Bの方が安く土地を買う事が出来ます。なぜならAの方が土地を有効に活用できるからで、不動産価値としてはBの方が下がるからです。

不整形な形の土地でも、設計によって間取りを取れる場合がありますし、むしろポジティブに考えるのであれば、そこの土地でしかできないオリジナリティあふれる建物になりますので、私たち設計者としては燃えます笑

私の自宅は34坪の不整形な五角形の土地でしたが、1階をビルトインガレージにして2階をリビングにしたことで、31坪の床面積を取ることが出来ました。

この様に、設計者目線で土地のアドバイスを行うことは可能ですから、これから家づくりをお考えの方でノモトホームズ良いな~と思っていただいている方はぜひ、お声がけください!

 

 

 

 

 

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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