こんにちは。営業設計の竹村です。
本日は2年目の点検でお昼前に村上の家Ⅱへ。三叉路に建つ、ビルトインガレージのあるお住まいです。敷地形状に合わせ、間取りに「斜めの軸」を取り入れることで、建物に独自性が生まれています。この独自性とは、この敷地でしか再現不可能という意味で、注文住宅だからこそできる設計です。
村上の「黒塀」をイメージして黒く塗装した板塀も、特に昨年は厳しい風雪もありましたが(水害の際は本当に心配しました)、ヘタることなくしっかりと中庭を守ってくれていました(板塀のある正面外観もまたかっこいいのですが、なんと、写真を撮り損ねました・・・)。
軒をしっかりと出し、どっしりと構えた佇まい。耐震等級2取得、風の強い北側外壁に105㎜厚のGW付加断熱を施し、屋根断熱に吸音性の高い断熱材であるセルロースファイバーをたくさん吹き込んだ、静かで安心して暮らせる住環境を再確認できました。気温も低く寒さが身に染みる一日でしたが、室内は暖かく快適でした。
1階と2階の遮音性に配慮したことで吹抜を設けていないお住まいですが、階段を上がると2階も十分暖かく快適。
外部の点検では、シロアリの侵入経路である蟻道が無いかを中心に、屋根、軒裏、外壁、雨樋等をチェックリストをもとに目視で確認しました。外部が終わり(特に問題なし!)、今度は室内について、建主さんへのヒアリングをメインに、不具合が無いかを確認していきます。床断熱のお住まいなので、最後に床下点検口から床下をチェック。カラッとして通気もしっかり確保されていて、健全な状態で安心しました。
点検も終わり、しばし建主さんと談笑。変わらずお元気そうで本当に何よりでしたし、スタッフや私の子どもの事も気にかけていただいて、大変嬉しかったです。
「早いものでもう2年ですねー!」という会話の中で(本当にあっという間ですね!)、「竹村さんが(初見で)良い人に見えたので家づくりお任せします!笑」と、家づくりの初めの頃、在りし日の竹尾モデルハウスにお越しいただいて仰っていただいたことが思い出されました。
点検も終わり事務所に戻る道すがら、「これからも建主さんが安心して暮らせるように、しっかり守ってよー!」と心の中でお願いしておきました。学生時代に「建築はシェルターである」と授業で学んだ(と思う)のですが、築2年を経て久しぶりにお伺いした村上の家Ⅱはまさに、シェルターの様な、頼もしい存在になっていました。