先日昨年よりも5日遅れた新潟県の梅雨入り、昨年も蒸し暑い梅雨と思ったような記憶ですが、心なしか今年のこの梅雨、昨年よりも著しく蒸し暑く感じているのは私だけでしたでしょうか・・・。
年々この時期からの温度の上昇が顕著ににみられ、またこの時期の雨の量がそれに伴い増えている事も温暖化の一端なのでしょうが、自然界の営みへ及ぼされる多大な影響がとても気になってしまします。
このブログ内にも他スタッフが上げておりました越後杉の里視察の際に伐採現地へ登る途中に目にした手入れの行き渡っていない杉林、枝打ちが追い付いていないが故、陽射しが遮られ林全体が薄暗く曇った印象を与えています。
古に一度人が手を加えた林、継続を重ねなければ治山はままならず、豊かな「自然の循環」もまた絶たれてしまい気候変動の一端へと繋がるのではと・・・この先もまた自然への畏敬の念を忘れる事なく、あの山々に植えられた越後の杉を次世代へ継承していただく為にも、微力ながらも精進したいものと考えていました。
写真は先だって着手し進めさせていただいていました、板塀とパーティション施工工事です。
大工さんの工程も今日には終えて、明日に板塀の笠木へ鋼鈑を施工し完成の予定です。
敷地全体は前面の道路から1m弱程高いところへ位置していますが、前を通る方々の目線を切り、またお子様の転落防止を考えたこの度の施工。
板塀へは、身体へも影響のなく木材の耐久性に貢献するウッドロングエコを塗布した材を使用し経年での杉材の色合いも趣を持たせる仕上げとしました。
完成後の建主様のご感想を交えてまた、皆様へご報告をと思いますので、よろしくお願いいたします。