こんにちは。営業設計の田中です!
たまに「天井は高くして開放的な家が良い」などという内容のテレビCMがあるように天井高さは高くした方が部屋全体が広く見えるイメージがあると思います。実際に天井高さは高い方が良いのでしょうか?
天井を高くした時のメリットはやはり「開放的な空間になる」ということがあげられます。天井を高くし高い位置に開口部を設ければ部屋全体が明るくなりますし、隣近所が接近している場合の時の日当たりがあまり期待できない時にはとても効果的な手法です。
逆にデメリットとしては天井が高くなった分、部屋の容積が大きくなり冷暖房の効率が下がったり、材料費がかかりコストアップにつながったりとデメリットは多々あります。
またノモトホームズで良くする手法としては段階的に天井の高さの強弱をつけるということです。村上の家は土間スペースは吹抜けになっており、LDKは天井高さを抑えてあります。またリビング脇の和室は建具上を欄間にし天井材を通すことで空間に伸びが出て広がりのある空間になります。
また、有名建築家の方は天井高さを2100mmや2200mmなど高さを抑えたりしていますが、視線の抜けや開口部の位置など設計の工夫等で圧迫感を感じさせないようになっております。天井高さは高くすれば開放感は出ますが、同じ面積の家でも空間に広がりがある家にすることが重要だと思います。時に天井高さを高くしたり、低くしたりなどメリハリ出し、断面的に設計することが天井高さを決めるポイントだと思います。