まだまだ朝晩の寒さは身に沁みるものがあるものの、日中差しこむ陽の温もりは心地良く季節の移ろいを感じさせ、予報でも気温も徐々に上がり一面を覆ていた雪解けもそう遠くない事を感じられる今日この頃です。
地表を覆ていた一面の雪景色もまた風物詩としてとても良いもですが、植物の新緑が芽吹始めるこの季節もまた良いもの。
上の写真は作年にお引き渡しをさせていただいた「加治万代の家」木漏れ日が射す庭のスギゴケです。
近年新たに土地を購入し新築計画される上で、利便性の良い地域の分譲地等その敷地の広さは40坪前後がほとんどで金額も結構お高いものに見受けられます。
これは致し方のないところですが、その敷地を有効に間取るところでこの季節の移ろい感は是非ご提案をし演出したいものと思います。
例えば駐車スペースに施されるコンクリートの土間、建物の躯体基礎まで接して施工する事で無機質感が否めず、出来ればスリット等を設け、土、砂利、植物などごくごく自然に近いものを施してあげる事で、建物の佇まいに対しても豊かな表情を醸す事が出来ると思います。
また、限られたスペースでも土を残しそこへの植栽を施すことによりとても表情豊かなものになります。
パブリックスペースへの緑もお往来する人々の目を和ませ、地域の和の一助になりのではと思います。
雪から緑の季節へこれからの季節の楽しみの一つかと思います。