焼杉板張り

現在建築中の柏崎市の現場ですが、外壁板張りを行っています。外壁に張る板ですが「美杉」と言いまして、素焼きにした後に表面の炭をブラシで落とした焼杉です。現在はこげ茶に見えていますが、経年変化して紫外線や雨にさらされることにより、シルバ－グレイに変色していきます。施工の際に気を付けていることがいくつかあります。製品の長さが３mと４ｍの２種類あり、下屋の上下のように１枚の板で届く部分は板を足さないようにしますし、継ぎ足す場合は下地横胴縁が＠４５５で入っているので、なるべく目線の高さに継手がこないようにして、ずらしながら張るようにしてます。また、板を継ぎ足す際に小口を斜めにカットして、壁体内に水が入らないようにしてます。こちらの現場では、軒裏のタルキが表しになっているので、大工さんが大変苦労されたと思いますが、大工さんの技術により丁寧に施工されていました。

内部では造作工事も完了しました。写真右の畳コーナーでは、天井に杉羽目板一等を張ってますが、板の小口をハッカケにして見切り材を付けずにスッキリ納めてます。大工さんが丁寧に施工してくれたので、綺麗に納めてありました。来週より内装仕上げ工事に入ります。

今週末に寒波が来る予報なので天候が心配ですが、引続き工事がスムーズに進められるように調整して行こうと思います。