文庫本のように見えますが、実は中身はポストカードになっております。
友人からある日突然送られてきました。
森見登美彦さんの『有頂天家族』という著書の中から、名(迷?)言を31個抜粋し、日めくり的に楽しめる仕組みとなっています。
イラストもかわいらしく、登場人物たちの言葉も笑えるものから「うむ」と考えさせられるものまで様々で、見ていて楽しくなります。
その中でもわたしのお気に入りをひとつご紹介いたします。
末っ子狸とその兄の会話。
「兄ちゃん、珈琲も牛乳も美味しくないのに、珈琲牛乳はなぜ美味しいの?」
「それは相乗効果さ」
「ソージョーコーカってなあに?」
「運命の出逢いということだ。そうなると何でもうまくいくものだ」
これはちょっとグッと来てしまいましたねー。
どっちも美味しくないなら相乗効果と言えるのか?というツッコミはさて置き、相乗効果を運命の出逢いとする発想がなかなかすごいなと。
相乗効果、実感してみたいですね。
『有頂天家族』ちょっと読んでみたくなりました。