工事を進めていくと施工誤差が生じます。住宅の基礎工事では、立上りコンクリート打設の際に天端を10mm下げて打設して、レベラーを流して天端を平らにしていきます。そして型枠脱型後に天端高さを確認します。レベラーで平らにしても±0mm~±3~4mm程度の誤差が生じることもあります。その場合は、高い部分をカップにて削り取り、低い部分は補修剤を塗り重ねて0(ゼロ)に近付けていきます。
建方の時は、柱や梁を建て込んでから屋直しを行います。下げ振りにて建付けを確認してからターンバックルにて調整して、問題無ければ仮筋交いにて固定して羽子板金物やボルトを取付けて固定していきます。
仕上げでは、木枠の見付の見せ方やタイル割りなどにより、下地をフカシてきれいに納めたりします。タイル割り(キッチン廻り)では、キッチン寸法2550に75角タイルを使用した場合、タイルが34枚になりますがタイル目地6mm分を長さ全体で目地分調整してきれいに納めたりします。
RCの建物では、躯体の施工誤差が必ず生じます。大きなものは斫りとり補修しますが、躯体によくないので、なるべく斫らないで納められるように現場でチェックしていきますが、その際に現場での経験や技術により、いい意味で納めかたの違いをみせていきます。
このように施工していると誤差が生じますが、いい意味でキレイに納められるような調整や逃げの技術も必要になったりします。
現在建築中の柏崎市の現場ですが、外壁の下地胴縁の取付けが完了しました。板を縦に張るので横胴縁にしてますが、壁体内の通気のためと透湿防水シートに板張りの際の釘がささらないように、縦胴縁を取付けています。引き続き工事がスムーズに進められるように調整していこうと思います。
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