こんにちは。
実は俳優の染谷将太さんと3回くらいフットサルをしたことがある
営業設計の竹村泰彦です。
当分の間、「実は○○の~竹村です。」シリーズでいきたいと思います!笑
さて、本日はノモトホームズが運営するカフェ「HARUMACHI coffee」の
設計について、ご紹介させていただきます。
HARUMACHI coffee は、私たちノモトホームズの事務所を介して、
鳥屋野南モデルハウスと内部で繋がった設計になっています。
カフェという事もあり、前面ガラス張りの意匠で、設計コンセプトとしては
「店内から庭を眺められる」ということを重視しています。
外壁はガルバリウム鋼板の横張りで、表面の凹凸が独特の表情を作り上げています。
厚み0.35㎜のガルバリウム鋼板を職人さんが一枚一枚丁寧に張ってくれるのですが、
その過程で”うねり”と言いますか、微妙な凹凸が生じるわけです。
枕木のアプローチ沿いに突如飛び出るベージュのボックスは暖炉です。
暖炉のまわりは、外部も内部も独特の風合いを持つ手焼きのタイルを貼っています。
「ガルバリウム鋼板でできた四角い箱」から「ガラス張りの箱」が飛び出し、
さらに「素焼きのタイルが貼られた箱」が飛び出す、という造形です。
室内は白を基調としたインテリアにしています。
床材はオークの挽板を使っていて、もちろん土足なのですが汚れも染みも少なく、
このままいい感じにエイジングされていけば良いな~と思っています。
化粧柱や方立て、構造的にも意味のある斜材には、
リボスカルテッドという自然塗料を塗ってからウエス(布)で拭き取りました。
こうすることで木の主張を抑え、全体に統一感のあるテイストになったと思います。
斜材は空間のアクセントにもなり、またペンダントライトの吊元にもなっています。
このような「根拠のあるデザイン」は、より建築の密度を高めてくれると思っています。
言葉にするのが難しいのですが、本物感と言いますか・・・
一部、外壁のガルバリウム鋼板がそのまま室内に「食い込んでいる」意匠も面白いです。
店長の小島さんに相談しながら進めたキッチンは、
特に間接照明がめちゃくちゃ良い感じで、私のお気に入りです。
ショーケースもぴったりはまって、コンセントやスイッチの計画も
かなり難しかったのですがなんとかきれいに納まりました・・・
現場監督の遠藤さんに感謝です!
これから暖炉に炎の灯る季節になります。
ぜひ、居心地の良い場所で、ゆったりとした時間をお過ごしいただければと思います。