スタッフブログ

HEAT20 G1とG2でどのくらい光熱費に差が出るのか? 

本日のブログは「HEAT20 G1とG2でどのくらい光熱費に差が出るのか?」

というテーマで書いていきたいと思います!

 

本題に入る前にお知らせですが、10月1日~2日の2日間、建主さまのご厚意により、

江南区亀田にて「早苗の家 完成見学会」を開催させていただきます。

県産材を使い、杉の無垢材と漆喰で仕上げた、自然素材の温かみを体感できる木の家です。

標準仕様の耐震等級2・HEAT20 G1グレード・長期優良住宅といった”機能的価値”に加え、

無垢の木の手触りや足触り、包まれるような木の香り、障子の柔らかい明かり、

陰翳礼賛の空間、薪ストーブの炎を楽しむ暮らし、といった”情緒的価値”のある建物です。

「数値や性能は担保されて当たり前」の時代になってきました。

私は耐震性や高気密・高断熱といった性能・機能は高いレベルで確実に確保し、

その上で、先述の「情緒的価値」に住まいとしての魅力を感じていただきたいなぁという

そんな想いです!

ですので、今回の「早苗の家」はこれから家づくりをお考えの方に

ぜひ見ていただきたいなぁと思っております!

 

さて、本題に入りますが、

現在実施設計も佳境に入っております「粟山の家」の外皮計算が終わり、

「一次エネルギー消費量」を計算してみました。

この一次エネルギー消費量とは、住宅の省エネ性能を測る「ものさし」の一つで、

一次エネルギー(石油・原子力・水力・太陽光)を1年間にどれだけ消費するか、

という計算で求められます。

ちなみに一次エネルギーをもとに創出された電気、ガス、灯油などは

二次エネルギーと呼ばれ、それぞれ単位が異なりますので、

それを換算して同じ土俵に並べたのが一次エネルギーになります。

 

「粟山の家」はHEAT20 G1グレードを超える外皮性能を確保していますので、

一次エネルギー消費量計算は、この外皮性能(Ua値)をもとに計算します。

試しにG2グレードの外皮性能で計算してみたところ、

暖房設備の一次エネルギー消費量で、3238MJ(メガジュール)削減できました。

※他にも冷房設備や換気、照明器具等、項目はたくさんありますが、

一番わかりやすい暖房設備だけクローズアップしてみますね。

この聞きなれないMJですが、身近な単位kWhに換算するには、0.277を掛けます。

すると、3238MJ×0.277=896.926kWhになります。

計算しやすいように900kWhで考えますと、年間これだけの電気代が節約できるわけです。

ただし、あくまで机上の話ですので実際の生活ではまた違った数値になるかもしれません。

 

そこで、900kWh削減すると電気代はどれくらい違うのか・・・

電気代が値上がりしている昨今ですが、今日現在の電気代は1kWhで18円24銭。

これを900kWhに掛けて、900kWh×18円=16200円という結果になりました。

長くなりましたが、結論としてG1からG2にしたところ暖房費として年間約16000円の

暖房費用が削減できる、という結果になりました。

 

では、実際にG1からG2に上げるにはどのくらいの費用が必要か・・・

新潟の場合、柱間の充填断熱に加え、外側に断熱材を外張りする付加断熱をしないと、

正直なところG2は厳しくなります。

ましてや弊社みたいに、なるべく総2階の建物は建てない家づくりだとなおさらです。

そこで、付加断熱したり、サッシの性能をさらにグレードアップしてG2レベルまで

外皮性能をあげるのに50万円かかったとしますと、30年くらいでペイできますね。

イニシャルコストはかかりますが、長く住み続ければ住み続けるほど、

省エネ住宅はお得になります。

 

このG1からG2に上げる50万円をどう考えるかですが、これはもう人それぞれで、

数値優先でG2にしよう!という場合はもちろんG2を、

30年でペイできるけれど薪ストーブのある暮らしが楽しめるならそっちが良いかな・・・

という場合はG1でも良いんじゃないかな、と個人的には思いますね。

もちろんご予算が潤沢にある場合はG2、G3まで上げるべきだとは思います。

要は、家づくりはご予算の配分をどうするか、というところですので、

そこに工務店(=作り手側)の経験や実績、センスみたいなところが現れてきます。

 

毎日癒されるな~木の香りがいいな~と情緒に訴えかけるような素晴らしい住宅でも、

年中結露が発生したり、夏は暑く冬は寒いような住まいではダメです。

家には、バランスの取れた機能的価値と情緒的価値が求められています。

 

WEB見学会開催中

新潟の木の家
お問い合わせ・資料請求

 

★モデルハウス公開中です!お問い合わせはこちらまで↓

ノモトホームズ

所在地:〒950-0950 新潟県新潟市中央区鳥屋野南3丁目8-24

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
ノモトホームズ公式
LINE@

ノモトホームズLINE公式アカウントでは、家づくりに役立つ情報や、住まいのメンテナンス情報、完成見学会やワークショップなどのイベント情報をお届けします。
ぜひ「友だち」登録してお役立てください!

QRコード
友だち追加

モデルハウス見学

暮らしやすいオープンな間取り、天井の高低差と吹き抜けを生かした断面的な空間設計、外部とつながる大開口サッシを取り入れ意匠と居心地を最大化しながら、耐震性能と断熱性能をしっかり確保しています。
これまでのノモトホームズのコンセプトを踏襲しながら、これからの時代の住まいのあり方を考えたモデルハウスです。

資料請求

資料請求いただいた方全員に、
・これまでの施工事例をまとめた「住まいの作品集」
・省エネ住宅のこだわりがわかる「性能ガイドブック」
無料でお届けします。

資料請求

家づくりに関するお問い合わせ、設計や資金計画についてのご相談は、
何でもお気軽にお寄せください。
お電話やメールでのお問い合わせも承っております。