内装仕上げ

内装の仕上げには、主に漆喰塗りやク

ロス張りや板張りを行ってます。それぞ

れに施工の進め方や注意点があります。

漆喰塗りについてですが、まず窓廻りや

板廻りに養生をします。下地に使用する

ボードには平ボードを使用して、ボード

の継ぎ目にひびが入らないようにファイ

バーテープを貼っていきます。そのあと

に壁天井の下塗りを行いまして、先に天

井を金鏝で仕上げていき、次に壁を仕上

げていきます。トイレの壁は、拭き取り

しやすいように金鏝で仕上げますが、そ

れ以外の壁はスポンジでパターンをつけ

て仕上げます。注意する点ですが、下が

り壁部分の下地ボードを貼る際に、天井

ボードの上に壁ボードが乗るようにして

、重みによるボードジョイント部分のヒ

ビが入らないようにしてます。又、漆喰

に水をたくさん使う為、室内に湿気がこ

もると戸袋の木下地が反ったり、木製建

具が反ってしまうことがありますので、

換気を十分に行うようにしてます。

クロス貼りについてですが、ベベルボー

ドを使用して、コーナー補強を取付けて

からボード継ぎ目やビスや補強部分にパ

テを塗り、乾燥してからペーパーにてパ

テ処理を行ってからクロスを貼っていき

ます。注意する点ですが、ｸｲｯｸｱﾝﾄﾞｲｰｼﾞｰ

などのKOBAU紙を除く、柔らかいクロ

スを使用する際は、出隅にキズが付かな

いように、木枠のチリを出すようにして

ます。

板張りについてですが、12mmの杉羽目

板を使用してます。節あり（一等）の板

や上小節の板があります。壁の板を張る

際の向きですが、部屋などに張る場合は

縦張りにします。なぜなら、板そのもの

の寸法が若干違ってることがあり、積み

重ねていくと目地が通らなくなることが

あるからです。縦張りにした際に、カッ

トした板がたくさんでますが、棚背板や

枕棚・中棚に使用して、無駄が出ないよ

うにしてます。上記のように、仕上げに

より進め方や注意する点も違ってきます

。

写真は、現在基礎工事を行っている柏崎

市の現場ですが、基礎工事も完了して、

昨日より外部配管及び内部コロガシ配管

の作業を行ってます。来週の建方に向け

て調整していこうと思います。