こんにちは。営業設計の竹村です。
明日からの鳥屋野南モデルハウスがオープンになります。
本日はご近所さんへの挨拶まわり、駐車場の泥汚れの水洗いと、
角部屋に設置する湿温度系の設定を行いました。
本日は試しに床下エアコンを22℃設定で稼働させていましたが、
1階2階のいたるところに配置した湿温度系は、全て22℃でした。
鳥屋野南モデルハウスはHEAT20のG2グレードまで外皮性能を高めていますが、
高断熱化して、床下エアコンと吹き抜けをうまく使うと、
部屋の温度差は少なくなります。
厳冬期の各部屋の室温がどうなるか、非常に楽しみです!
さてさて、プロセスエコノミーという言葉が先日話題になりましたが、
モデルハウスオープンまでの裏側も、一つのブログコンテンツになりますので、
少しずつですがお届けしようと思います。
今日は「ペーパーコード巻きにめちゃくちゃ苦労した」という話です。
先日スチール手摺のペーパーコード巻きにスタッフ一同で挑戦しました。
まずはスタッフ唯一のペーパーコード巻きの経験者、遠藤さんによるレクチャーから。
太さ5㎜の椅子用のペーパーコードを、孔あけ加工をした角鋼の下桟に差し込み、
玉結びを行い外れないように固定します。
これが起点となって、上桟と下桟で8の字を描く様に、ぐるぐる巻きつけていきます。
およそ20回ほど巻きつけると、今度は角鋼にぐるぐる巻きつけて、
空きを作っていきます。
8の字に巻くのがミソなのですが、これがきれいに巻こうとするとなかなか難しい。
約2mのスパンでおよそ20m以上のペーパーコードを使いますが、
絡まったりペーパーコードのクセが取れなかったりと、
スタッフ皆、夜遅くまで血眼になって巻き付けていました・・・
途中、みなさん無言で黙々と巻き付ける時間が続きました(笑)
そして出来栄えはこちら。
うーん、それなりにうまくいったとは思いますが、
明日ペーパーコード巻きの達人、伊藤さんがいらっしゃるので、
厳しめにチェックいただこうと思います。
和室の欄間は、泉幸甫先生の著書を参考に、図面を引きました。
何模様?
日本建築にはなかなか出てこない図柄だとは思います。
これが「和なんだけど、和でもない感じ」が出て、とても良いと思いました。
職人さんの手仕事による建築でなければ、こういうのは実現できませんね。
詳細図は2分の1のスケールで作図しました。
組子を等間隔に見せる割り付けが非常に大変で、何度も何度も計算しながら、
組子の寸法を決めていきました。
ぜひ、ご来場いただけましたら見ていただきたいところです。
今後も、こういった「モデルハウスオープンまでの裏側」を
ブログでお届けできればと思います。
苦労した点、こだわった点、うまくいった点など、ご紹介させていただきますね。